書籍詳細:中国の国有企業改革

中国の国有企業改革 市場原理によるコーポレート・ガバナンスの構築

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  • 林 毅夫
  • 蔡 ふぁん
  • 李 周
  • 関 志雄
  • 李 粹蓉
  • 紙の書籍
定価:税込 2,970円(本体価格 2,700円)
在庫なし
発刊年月
1999.01
旧ISBN
4-535-55109-X
ISBN
978-4-535-55109-1
判型
A5判
ページ数
208ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

近い将来、経済大国として登場することが確実視される中国だが、そのためには国有企業の改革は避けられない。本書は、「コーポレート・ガバナンス」をキーワードに、新進気鋭の中国人経済学者がその処方箋を提起する。

目次

第1章 序論
 1 国有企業の現状
 2 研究の現状と政策動向
 3 本書の研究視点と構成
第2章 国有企業の形成の論理─制度と実績
 1 国有企業の形成─背景と論理
 2 伝統的な国有企業のガバナンス機構
 3 伝統的な国有企業の経営状況
第3章 これまでの国有企業改革
 1 企業改革の背景と直接誘因
 2 国有企業改革の歩み
 3 過去の改革の二重効果 ほか
第4章 公平な市場競争とコーポレート・ガバナンス
 1 所有権・経営権分離の歴史と論理
 2 市場競争と十分な情報
 3 企業の内部コーポレート・ガバナンス
第5章 国有企業の競争環境
 1 生産過程における過大な資本集約度
 2 依然として歪んでいる一部の製品価格
 3 国有企業の抱えている社会的な負担 ほか
第6章 国有企業改革の成功の条件
 1 所有制(または財産権)は本当に重要なのか
 2 国有企業問題の本質─理論と実証
 3 民営化は国有企業の問題を解決することができるか ほか
第7章 国有企業改革の核心─十分な情報の創造
 1 企業改革の核心と推進方法
 2 比較優位にもとづくストック調整
 3 不公平な競争条件の解消 ほか
第8章 結語