書籍詳細:司法の独立性とアカウンタビリティ

南山大学学術叢書 司法の独立性とアカウンタビリティ ──イギリス司法制度の構造転換

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,930円(本体価格 6,300円)
在庫僅少
発刊年月
2016.03
ISBN
978-4-535-52150-6
判型
A5判
ページ数
336ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

近時のイギリスの司法制度改革で重視された「司法のアカウンタビリティの確保」の経緯の探究を通じて、その普遍的重要性を解明する。(南山大学学術叢書)

目次

はしがき

本書の構成

第1部 司法改革の必要性とその内容──司法の独立性とアカウンタビリティの論点
はじめに
一 司法の独立性と改革の背景
二 裁判官の独立性強化──非常勤裁判官への対応と裁判官の権力融合性の排除
三 裁判官任命過程と大法官府の改革
四 最高レベルの裁判所の改革
おわりに

第2部 ブレア政権による司法改革提案と2005年憲法改革法
はじめに
一 大法官職の廃止提案
二 最高裁判所の設置提案
三 裁判官選考委員会の設置提案
四 改革の限界と課題
おわりに

第3部 2005年憲法改革法制定後の変化と2013年刑罰及び裁判所法
はじめに
一 2005年以降の司法にかかわる変化
二 裁判官任命に関する権限の移行と手続の改革提案
三 裁判官選考委員会の構成と手続の現実
四 裁判官の多様性の現状とその促進策
五 大法官職の再改革論議と司法の独立性の擁護
おわりに

第4部 2007年の審判所制度改革と「行政的正義」
はじめに
一 ブレア政権の審判所制度改革
二 審判所の司法化とその手続──審判所の誕生と死滅?
三 「行政的正義」の構造転換
おわりに

本書のまとめ