書籍詳細:選挙権と国民主権

選挙権と国民主権 政治を市民の手に取り戻すために

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  • 紙の書籍
定価:税込 5,280円(本体価格 4,800円)
在庫僅少
発刊年月
2015.05(中旬刊)
ISBN
978-4-535-52097-4
判型
A5判上製
ページ数
320ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

戦後70年、日本国憲法の立憲主義や民主主義が十分に根付いたと言えるのか。主権者市民のため、憲法学の責任と課題を明らかにする。

目次

第1章 日本の戦後憲法史と主権論・選挙権論

    ――民主主義は根づいたのか





第1節 日本戦後憲政史のなかの憲法



第2節 憲法学における国民主権論の展開と功罪

    ――宮沢説・70年代主権論争・芦部説



第3節 選挙権論・議会制民主主義論の展開と功罪



第4節 「市民主権」論・参加民主主義論の有効性と課題



第5節 立憲主義憲法学・民主主義憲法学の課題





第2章 「権利」としての選挙権と投票価値平等





第1節 主権と選挙権をめぐる理論的課題



第2節 日本における選挙権論の展開と課題



第3節 衆議院議員選挙投票価値平等問題

    ――議員定数不均衡訴訟と「1人別枠訴訟」



第4節 参議院議員定数不均衡訴訟





第3章 選挙人資格と選挙権行使





第1節 選挙権の法的性格と選挙人資格



第2節 選挙権の行使



第3節 選挙運動の自由と戸別訪問禁止違憲訴訟





第4章 諸国の選挙制度と国民主権原理





第1節 諸国の選挙制度と選挙区割の見直し



第2節 フランスにおける主権論・選挙権論の展開



第3節 クオータ制とパリテ





おわりに――日本の課題