書籍詳細:日本経済に明日はあるのか

日本経済に明日はあるのか

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定価:税込 1,760円(本体価格 1,600円)
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在庫あり
発刊年月
2015.04(下旬刊)
ISBN
978-4-535-55813-7
判型
四六判
ページ数
232ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

日本経済の行く手には多くの難問があり、これまでのような不十分な対応を続けていたら、日本経済は衰退するのかもしれない。アベノミクス景気、山積する中長期的な課題、さらに深刻化する人口問題を考える。

目次

はじめに



第1部  アベノミクス景気を考える(短期的な視点)

第1部の基本的なストーリー



第1章  短期間に大きく変動したアベノミクス下の景気

ESPフォーキャスト調査とは/フォーキャスト調査三つの定理/プロのエコノミストたちはアベノミクスをどう見ていたか/突然怪しくなった景気/月例経済報告の判断と景気動向指数の判断/2015年はじめの現時点では消えてしまった景気後退派



第2章  アベノミクスと消費税で大きく動いた経済

第1幕におけるアベノミクス/第1の矢 大胆な金融緩和/大きかったアナウンスメント効果/第2の矢 公共投資の増額/景気拡大を支えた4点セットの息切れ/第3幕への課題



第3章  経済を大きく動かした円安

円安の経済的影響の整理/実際に現れた円安の影響/円安の影響をもう一度考えると



第4章  改めて消費増税を考える

駆け込み需要の「お団子理論」/四半期の動きは当初のお団子理論と大きくかい離/本質的な問題は実質所得の減少/これからの景気を左右する名目賃金上昇・実質賃金低下/政策的対応は必要なのか/10%への引き上げに向けて/軽減税率をめぐる議論



第5章  人手不足の深刻化と経済の局面変化

ひっ迫する雇用情勢/均衡を越えて制約要因へ/これからも続く労働力の減少/労働力不足への対応/需要不足経済から供給不足経済へ



第2部  山積する中長期的な課題を考える(中期的な視点)

第2部の基本的なストーリー



第1章  2014年末の総選挙は何だったのか

今回の総選挙は何のためだったのか/意外な3点セットの順序/消費税と経済情勢の関係/必要な民主主義の再設計



第2章  金融政策のブーメラン効果

「サンク・コスト」で考えるアベノミクス/発揮された金融政策のアナウンスメント効果/金融政策のブーメラン効果/金融政策の出口と財政



第3章  ますます難しくなった財政再建

政府の財政再建目標達成はほぼ絶望的/もっと大きな問題は2020年度以降/経済成長で財政再建は可能か/財政を展望する前提はどうあるべきか



第4章  改革迫られる社会保障制度

社会保障の現状/必要な社会保障のマクロ・リテラシー/人口オーナス下で賦課方式を維持していることが根本原因/働く層に偏る費用負担/企業負担も結局は働く人の負担に



第5章  成長戦略を考える

第3の矢「成長戦略」は、第1、第2の矢と性格が異なる/長期的成長と整合するのはむしろ円高/求められるメンバーシップ型雇用の変革/成長政策に奇策はいらない/成長戦略の打ち出し方についての疑問



補 論  東京オリンピックの経済効果について

東京オリンピックの意義をどう考えるか/3兆円の経済効果を吟味する/代替効果の存在に注意が必要/経済効果についての基本的な疑問



第3部  さらに深刻化する人口問題(長期的な視点)

第3部の基本的なストーリー



第1章  人口オーナス下の日本経済

第2次人口論ブーム/確かな未来の確かな課題/人口オーナスという視点/人口オーナスがもたらす5つの課題/歴史を作るのか歴史になるのか



第2章  人口1億人目標は達成できるのか

出生率と出生数/高齢化率と高齢者数/人口1億人目標の意義/人口1億人目標をさらに考える/政策目標として見た場合の人口目標



第3章  結婚と出生率について考える

日本の出生率はなぜ低いのか/出生率と結婚/なぜ未婚率は上昇しているのか/結婚を増やすことはできるのか



第4章  人口減少下での地域の再生

求められる地域からの成長戦略/人口から見たこれからの地域/人口オーナスを通じた悪循環の懸念/成功事例から導かれること/求められる地域づくりのイノベーション



第5章  自治体消滅論を考える

自治体消滅論ショック/自治体消滅論の特徴/集中のメリットも重要/工場等制限法の悪例/バラマキは避けられるか



おわりに

参考文献 

書評掲載案内

■2015年6月11日付『日本経済新聞』夕刊・16面/評者:中沢孝夫氏(福山大学教授)