書籍詳細:連帯債務論攷

連帯債務論攷

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,300円(本体価格 3,000円)
在庫なし
発刊年月
2015.03(下旬刊)
ISBN
978-4-535-52108-7
判型
四六判
ページ数
248ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

連帯債務の法的関係について、相互保証理論から、より厳格な理論を打ち立てようと試みた著者、渾身の理論研究。

目次





第一 中島玉吉・連帯債務論の再評価――相互保証理論の系譜――

一 問題提起

二 中島=石坂論争の紹介

三 まとめ



第二 連帯の免除について

一 問題の所在

二 現在の一般的な説明とその批判

三 連帯の免除の効力

四 民法第四四五条の系譜

五 結論



第三 連帯債務とその免除――相互保証理論の検証――

一 本稿の目的

二 相互保証理論から見た免除

三 一部免除

四 従来の考え方の拡張

五 結論



第四 連帯債務における免除と求償権拡張規定の関係

一 問題の所在

二 免除と求償権拡張規定

三 償還不能部分の分担

四 民法第四四五条準用論

五 結論



第五 所謂「相対的免除」について

一 本稿の目的

二 契約としての免除

三 単独行為としての免除

四 求償

五 結論



第六 保証について

一 本稿の目的

二 単純保証・連帯保証・保証連帯

三 様々な保証

四 二つの抗弁権

五 民法第四五八条

六 分別の利益

七 正保証と副保証

八 結語



第七 共同保証の諸型態

一 本稿の目的とその分析視角

二 「入れ子」タイプの保証

三 求償

四 結語



第八 連帯保証攷

一 本稿の目的

二 枠組

三 分析

四 結論



第九 弁済による代位についての一試論

一 本稿の目的

二 「代位」という言葉の意味

三 「弁済による代位」における「代位」の意味

四 「連帯債権」として構成する可能性

五 「保証『債権』」なるものの存在

六 結語