書籍詳細:日本近代主権と立憲政体構想

日本近代主権と立憲政体構想

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 4,950円(本体価格 4,500円)
在庫僅少
発刊年月
2014.12(中旬刊)
ISBN
978-4-535-58671-0
判型
A5判
ページ数
372ページ
Cコード
C3031
ジャンル

内容紹介

公権力の権源とそれを再生産する原理およびメカニズムとは何か。公権力に有効に抗する民主化論は可能か。近代主権の原理的探究の書。

目次

序章 「近代の必然」を見据える歴史学の探求

1 創発的、原理的な論議を求めて

2 問題の所在の探求

3 近代知の超克をめざして―何をなすべきか



第一部 日本近代主権の原理と立憲制の招請:王政復古から立憲政体構想へ



第1章 「近代の悲劇」と近代主権の社会哲学的探求

1 公権力と「革命」―レジティマシーの論議を越えて

2 権力の非人格化と「神」の策出



第2章 近代主権にとっての明治維新

1 明治維新研究の屈折とアポリア

2 「原点への革命」としての王政復古とその構造化―近代天皇制の基本原理

3 民主化の起点としての「王化」の培養

4 冠絶的「公権」創出の技法―公権の脱所有権力化とその背理



第3章 「革命の馴致」としての大日本帝国憲法体制と共和制構想の排出

1 「不磨の大典」の捻出とその隘路―天皇と政党内閣制

2 反「政党内閣制」思想としての共和主義思想の排出

3 共和主義思想と民本主義



第二部 立憲政体構想の境域:権力の実行力をめぐる競合



第1章 憲政と強力政府党構想――原敬と美濃部達吉の共依存と乖離

1 地方利益誘導論の再検討

2 原敬の政治指導と産業主義的強国化政策

3 「内閣中心主義」の境域



第2章 二大政党制構想の趣意と射程

1 吉野作造の民本主義論の照準と射程

2 民本主義と二大政党制・普通選挙制度論

3 二大政党制論の実践的展望と危機認識の深化

4 二大政党制論の刷新と無産政党



第3章 一九二〇年代後半における「政党政治」の危機の構造化

1 「産業立国主義」とその構造

2 「政党政治」の危機の深化と田中義一内閣の地方分権構想

3 浜口雄幸内閣の「政党政治」革正構想と吉野作造



第4章 二大政党制構想の再編

1 ナショナル・デモクラシーの導入

2 「新中間階級」への期待と吉野構想からの離反

3 「政党政治」崩壊の影響と社会大衆党への期待―行政国家化への対抗

4 統制経済への期待と職能代表制論



第5章 近衛新体制への接近から戦後の二大政党制構想へ

1 限界手段としての近衛新体制への接近―「死中に活」を求めて

2 戦後政治体制への展望



終章 「革命」から「民主主義」へ