書籍詳細:新版 少数派労働組合運動論

新版 少数派労働組合運動論

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  • 河西 宏祐
  • 紙の書籍
定価:税込 3,738円(本体価格 3,398円)
在庫なし
発刊年月
1990.10
旧ISBN
4-535-57898-2
ISBN
978-4-535-57898-2
判型
四六判
ページ数
396ページ
Cコード
C3036
ジャンル

内容紹介

企業別組合運動の変革のモデルとして正面から“左派的少数派組合”を論じた本書は、学界に大きな波紋を投じた。今回、新版復刻にあたり、この10年間に寄せられた論評・批判を整理し、今後の研究課題と展望を論ずる。

目次

1 研究史
第1章 企業別組合研究における少数派組合研究の意義
1 企業別組合研究史における論点
2 企業別組合研究の残された課題
2 少数派組合の理論
第2章 労働運動史における少数派組合問題
1 企業別組合と組合分裂
2 総評労働運動における少数派組合運動
3 総評系少数派組合の現状
4 「新左翼」労働運動における少数派組合
5 「新左翼」少数派組合論の特徴
6 「新左翼」系少数派組合の成果と課題
7 総評系少数派組合と「新左翼」系少数派組合の交叉
第3章 組合分裂と少数派組合の量的傾向
1 組合分裂と少数派組合の概要
2 企業内複数組合併存下の労使関係
3 少数派組合にみられる企業別組合運動の変革の可能性
4 小数派組合の今後
第4章 少数派組合の理念・限界・成果
1 分析対象の概要
2 少数派組合の理念
3 少数派組合の限界
4 少数派組合の成果
補 論 少数派組合員の意識
1 少数派組合員の価値意識
2 「新左翼」系少数派組合員の「初発の倫理感」
3 少数派組合の実態
第5章 少数派組合の「経営外的機能」と存続条件
1 日本電機産業労働組合の歴史
2 電産中国地方本部の概要
3 対外的機能における存続条件
4 対外的機能における変化の動向
5 組合員の動機づけ機能における存続条件
6 組合員の統合機能における存続条件
7 一般化の展望
4 まとめ
第6章 少数派組合の今後
1 少数派組合の発展の可能性
2 少数派組合に残された課題
付 章 企業別組合の「経営内的機能」と職場集団
補 章 企業別組合の性格規定