書籍詳細:ゲーム理論と蒟蒻問答[デジタル複製版]

ゲーム理論と蒟蒻問答[デジタル複製版]

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,080円(本体価格 2,800円)
在庫なし
発刊年月
2003.04
ISBN
978-4-535-59164-6
判型
四六判
ページ数
352ページ
Cコード
C3033
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

半隠遁生活の中年教授・新月、若手有望研究者・間占、熱意満点大学院生・森々の三人が織りなす理論経済学ワールド。これは知の冒険か、はたまたただの蒟蒻問答か? テンポよい戯曲形式で社会科学のあり方を問う異色作。

目次

プロローグ

第一曲 経済学における特殊と一般の逆転

第1幕 セントペテルスブルグ・ゲーム

第2幕 パラドックス

第3幕 経済理論の一般性

第4幕 特殊と一般の逆転

第二局 蒟蒻問答とゲーム論

第1幕 蒟蒻問答

第2幕 「囚人のジレンマ」と「逢引のトラブル」

第3幕 不完備情報のゲーム理論

第4幕 ゲーム論の基礎的問題

第三局 市場経済の逆襲

第1幕 市場均衡理論と社会的ジレンマ

第2幕 市場の失敗と広域的外部性

第3幕 「完全競争経済」の認識論的考察

第4幕 「完全競争経済」の社会制度論的考察

番外編1 ゲーム論と市場均衡理論に漂う閉塞感

番外編2 ゲーム論の危機

第四曲 意思決定とナッシュ均衡

第1幕 最近の話題

第2幕 ナッシュ均衡の事前的解釈

第3幕 予測の無限背進と共通認識

第4幕 混合戦略

第5幕 均衡の定常状態としての解釈

第五曲 個人と社会

第1幕 個人主義

第2幕 「主義」

第3幕 個人と社会の接続

第4幕 個人の内部構造

エピローグ

謝辞