書籍詳細:日本社会と市民法学

日本社会と市民法学 清水誠先生追悼論集

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 11,880円(本体価格 11,000円)
在庫僅少
発刊年月
2013.08
ISBN
978-4-535-51900-8
判型
A5判
ページ数
808ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

2011年1月に亡くなられた清水誠先生(東京都立大学名誉教授)を偲び、「市民法論」の観点から日本法学の課題を問う追悼論集。

目次

1 清水先生と市民法学



市民と民事裁判……江藤价泰

清水誠さんに教えていただいたこと……利谷信義

清水誠先生に憶うこと……小田中聰樹

都立大学が八雲にあった頃の、素敵な清水先生……磯部 力

清水先生との出会いから今日まで……江森民夫

事件を見つめる視点……村井勝美

神奈川大学時代の清水誠先生──清水市民法学に学ぶ……吉井蒼生夫

清水誠さんを偲ぶ──50年をふり返って……山田卓生

幻の学会報告「市民社会・国家・法」……前田達男

清水市民法学の継承と発展

──「マルクス主義市民法学」でもなく「近代主義市民法学」でもなく……篠原敏雄

社会編成原理としての友愛……中村浩爾

「市民法」の不全──わが国における「旧体制」の残存と克服の課題……水林 彪



2 公害・原発事故・消費者法



清水誠先生の公害法理論……牛山 積

福島県における原子力損害賠償の現状と問題点……高瀬雅男

原発被害と損害賠償法──「避難指示損害」の賠償との関連で……神戸秀彦

原発事故対策における住民の参加権──主として除染をめぐって……礒野弥生

高レベル放射性廃棄物の処分をめぐる法と民主主義……小沢隆一

都市の騒音と個人の尊厳……大島和夫

高齢社会の自治体消費者行政──東京都消費生活対策審議会答申・再考……島田和夫

「消費者市民社会」論の批判的検討……近藤充代



3 土地法・都市法



イギリス農業借地法の新展開

──ポスト・「近代的土地所有権」論のために……戒能通厚

マンション建替え制度における居住の権利と土地所有権

──とくに団地内建物一括建替えの場合を中心にして……原田純孝

賃貸住宅の耐震強度不足と修繕義務・正当事由

──都市再生機構(UR)高幡台団地ケースを素材として……吉田克己

入会権的墓地利用権の歴史的展開……田山輝明

条例による都市内分権に関する試論──佐倉市を中心として……名和田是彦

ドイツにおける市町村生活基盤配慮行政の(再)公営化……人見 剛



4 民法研究とその展開



「民法改正」と「市民法論」……吉村良一

抵当権と所有権の関係──その理論的分析の試み……今村与一

明治31年戸籍法における身分登記規定の意義……高橋良彰

約束的禁反言再考……山口志保

素因減額と過失相殺の類推適用……宇佐見大司

民法724条後段の除斥期間説と正義……松本克美

非営利法の現状と課題

──非営利協同法の体系化に向けた一つの素描……佐藤岩夫

デザイナー・ベビーは許されるのか──人間の法律学を目指して……石井美智子



5 労働法・刑事法・憲法



『市民』としての労働者と、労働者としての「市民」……西谷 敏

障害差別禁止をめぐる立法課題──雇用分野を中心に……浅倉むつ子

職場におけるセクシュアル・ハラスメントと労災認定……戒能民江

布川事件再審無罪判決の意義……大出良知

おとり捜査と自白の証拠能力……村井敏邦

刑事弁護における福祉的活動……前野育三

内閣法制局『憲法関係答弁例集』(戦争の放棄)の内容と意義……浦田一郎



6 外国法・海外交流



再論・ロシア陪審制のいま……小森田秋夫

朝鮮社会主義憲法改正と指導体制

──金正日体制から金正恩体制への移行と憲法改正……大内憲昭

COLAP 2 余話……竹森正孝

法律家の国際連帯──どこまで来たのか、どこへ行くのか……新倉 修

ナチス司法点描──清水誠のドイツ法研究に寄せて……広渡清吾