書籍詳細:超高齢化社会の経済学

超高齢化社会の経済学 低成長と高負担を生きのびる

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,200円(本体価格 2,000円)
在庫なし
発刊年月
1998.01
旧ISBN
4-535-55106-5
ISBN
978-4-535-55106-0
判型
四六判
ページ数
312ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

日本の経済社会の高齢化は、経済成長率、財政、年金システム、産業構造、企業経営などに影響を与えつつある。人口の高齢化と停滞がどのような問題を引き起こすのか、その全体像を描く。超高齢化社会のすべてを知るために。

目次

序 章 超高齢化社会の風景
 1 『恍惚の人』と『黄落』
 2 超高齢社会のイメージ
第1章 人口の停滞と高齢化の理由
 1 少子高齢化社会の出現
 2 日本の人口データを読む
 3 低い出生率、下げどまった死亡率
 4 人口減少は日本の衰運か
 5 将来推計人口
第2章 1%成長経済への軟着陸
 1 経済成長パターン変化の歴史
 2 労働力人口はどう伸びるか
 3 労働生産性を考える
 4 貯蓄率からのアプローチ
 5 低成長のメリット
第3章 高齢者の現実
 1 福祉国家のジレンマ
 2 劣悪な住宅事情
 3 低くない高齢者の資産と所得
 4 高齢者の自助
 5 高齢者の生きがい
第4章 年金改革・第三の途
 1 公的年金の原則と現状
 2 行きづまる年金財政
 3 積み立て方式への大転換の道すじ
第5章 医療・介護は大丈夫か
 1 「寝たきり老人」なぜ増える
 2 公的介護保険を考える
 3 無駄な医療費、必要な医療費
 4 医療制度の改革
第6章 放漫財政からの脱却に向けて
 1 「官経済」肥大化のメカニズム
 2 財政の破綻は近い
 3 長期財政計画を考える
 4 財政投融資の改革も不可避
第7章 21世紀の企業経営
 1 非可逆的な環境変化
 2 低成長を克服する経営
 3 産業と企業の新しい枠組み
 4 企業の高齢者対策への期待