書籍詳細:TPPはいらない!

TPPはいらない! グローバリゼーションからジャパナイゼーションへ

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,760円(本体価格 1,600円)
在庫なし
発刊年月
2012.04
ISBN
978-4-535-58623-9
判型
四六判
ページ数
272ページ
Cコード
C3031
ジャンル

内容紹介

農林行政に深くかかわってきた著者が、様々な問題をもつTPPに対して、論点を整理し、どう取り組むべきかを明快に語る。

目次

まえがき



第1章 拙速なTPPの政策決定

 管総理の唐突な所信表明で始まったTPP騒ぎ

 農政・FTAにみる不透明な民主党の政策決定

 野田総理のぶら下がり記者会見で再燃したTPP交渉騒ぎ

 野田政権の危険な前のめりTPP外交



第2章 アメリカの日本改造計画

 木材関税ゼロの悲劇、中山間地域の限界集落

 TPPは日米構造協議に次ぐ、日本弱体化計画の集大成

 日米構造協議による大店法の改悪でシャッター通り化

 もう一つのアメリカの言いなりの典型、郵政民営化

 次々に出てくる日本改造の悪巧み



第3章 TPPを巡る日本の事情

 スローガン政治の危険性

 マクドナルドより農業・農民に冷たい日本の政治・政治家

 コメの輸出の矛盾

 TPPによる自由貿易の経済的メリットとデメリット

 世界のTPP反対の流れが日本に到達する日



第4章 米韓FTAを足場にTPPを仕掛けるアメリカ

 FTAに突っ走らざるをえなかった韓国の内部事情

 二一世紀の不平等条約・米韓FTAに怒る韓国

 米韓FTAは悪しき見本として検証

 アメリカがTPPに飛びついた理由

 予想されるアメリカの日本に対する対応



第5章 二一世紀はジャパナイゼーションの時代

 トッドと読み解く協調的保護貿易論と二一年前に書いた自由貿易への疑問

 自由貿易・国際分業論を捨てグッズ・マイレージを縮小

 二一世紀は第三の日本回帰の時代



あとがき──将来世代にツケを回さないために<TPP、原発、消費増税をセットで考える>

書評掲載案内

■2012年4月29日付『日本農業新聞』