書籍詳細:発達支援のむこうとこちら

シリーズ:こころの科学叢書

発達支援のむこうとこちら

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,090円(本体価格 1,900円)
在庫僅少
発刊年月
2011.09
ISBN
978-4-535-80429-6
判型
四六判
ページ数
256ページ
Cコード
C3011
ジャンル

内容紹介

発達障害のある子とその家族をいかに支援すればよいのだろうか。「生活障害」をキーワードに、発達障害援助の基本を問い直す。

目次

1 発達支援のむこう――発達障害

  はじめに/発達障害について/発達障害への支援と発達障害のある人への支援

  支援とは/連携と寛容、異質性について/おわりに

2 発達障害のある子どもたちの生活環境

  はじめに/「共に生きる」という生活環境/発達障害と生活環境

  リスク因子と補償因子/各ライフ・サイクルにおける生活環境/おわりに

3 発達障害のある子どもの「生きづらさ」

  はじめに/発達障害特性論からの「生きづらさ」

  発達障害のある子どもの「生きづらさ」

  発達障害に対する生態学的視点とリスク因子補償因子

  おわりに――医療システムと教育システムが両立する社会の創造

4 早い気づきとじっくりとした対応

  発達障害とは/軽度な発達障害の気づかれにくさと診断の難しさ

  時期に応じた気づきと対策/二次障害と気づきを阻むもの

5 発達障害と初回面接

  はじめに/初回から数回の面接の意義/初回から数回の面接の実際

  面接は一期一会の積み重ね/さいごに

6 学校のなかの子ども

  学校を考える/現代社会を生きる子ども/学校の子どもたち

  発達障害の危機と乖離/発達について考える

  教育と医学の役割/おわりに

7 教育と児童精神医学の恊働を考える

  出会った子どもたち/教育現場で問題視される背景課題

  児童精神医学の役割と恊働/保育・教育現場にある枠組みの共有の難しさ

  求められる、真の恊働/おわりに――恊働を定義する

8 発達障害のある子どもと愛着

  はじめに/発達障害のある子ども/愛着の発達の様子

  発達障害のある子どもと愛着/おわりに

9 軽度な発達障害と児童虐待との微妙な関係

  はじめに/児童虐待を受けた子どもに認められる二次的発達阻害

  軽度な発達障害のある子どもに認められる二次的発達阻害

  微妙な位置関係について

  おわりにかえて――子どもを護るという視点

10発達障害と非行

  はじめに/現代少年の心性/非行の医療化

  軽度な発達障害の特性が非行に置き換わるとき

  不適切な養育/課題としての社会の成熟

11情緒障害児短期治療施設の可能性

  はじめに/発達障害のある子どもに対する治療・支援の概念

  発達障害のある子どもに対する治療・支援の実際

  情緒障害児短期治療施設について/生活に対する村瀬とベッテルハイムの理念

  おわりにかえて

12児童精神科臨床と成人精神科臨床

  はじめに/事例/日常生活上の課題/児童精神科臨床と成人精神科臨床をつなぐ

  おわりに

13職場における発達障害

  はじめに/発達障害について/ライフステージから見た支援のありよう

  職場における発達障害/職域における留意点/おわりに

14発達精神病理学の視点から

  発達精神病理学的視点について/発達障害はどのように定義されるのか

  事例/発達精神病理学的視点から捉える意義/日常を共に生きるということ

15発達障害治療概論

  はじめに/出会い/労う/説明/親の気持ち/子どもへの対応/おわりに

16発達障害のある子どもの家族を応援する

  はじめに/出会うまでの家族、親の思いを想像する/さまざまな家族、親の思い

  家族を支援する、家族から支援される/おわりに

17子どもが悩みを語るまで

  医療の現場から・1/医療の現場から・2/医療の現場から・3

  日常に近づけて/おわりに

18ネットワーキングからノットワーキングへ

  はじめに/連携の必要性/発達と発達障害/子どもが困っていること

  親が困っていること/ライフステージに応じた応援団づくり

  ネットワーキングからノットワーキングへ/おわりに

19発達支援のこちら――生活障害

  はじめに/発達と発達障害を考える/支援を考える/生活障害を考える

  発達障害は生活障害である/おわりに



あとがき

文献

初出一覧