書籍詳細:こころの病は、誰が診る?

こころの病は、誰が診る?

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,376円(本体価格 2,200円)
在庫僅少
発刊年月
2011.08
ISBN
978-4-535-98361-8
判型
四六判
ページ数
240ページ
Cコード
C3011
ジャンル

内容紹介

プライマリケアの推進者と大学精神科教授の対談から、現在のこころの医療の抱えるさまざまな問題をあぶり出し、処方箋を示す。

目次

第1章 プライマリケアと精神科医療の接点

 自殺対策とうつ病初期診療

 アルツハイマー型認知症との鑑別

 PTSDの診断基準

 統合失調症の早期介入と自閉症

 精神療法・環境調整の重要性

 患者ぎらいの精神科医



第2章 精神医療とその周辺問題

 減少する総合病院の精神科病床数

 クリニックの増加と患者の増加

 「新型うつ病」

 自殺予防対策の問題

 向精神薬の大量服用による自殺・自傷行為

 急増する認知症患者への対応─医療か介護か



第3章 うつ病の薬物治療と企業マーケティング

 抗うつ薬の効果と精神的なケア

 サイコバブルとうつ病の実態

 マーケティングと利益相反

 ディジーズ・マンガリング─いわゆる病気づくり



第4章 身体疾患と精神疾患のはざまで

 身体疾患を持つ精神科患者の治療─主治医はどちら?

 仮面うつ病

 「壁のない医師」とコンサルタント医



第5章 精神疾患は、誰が診る?

 プライマリケアと精神科の連携

 かかりつけ医は必要か?

 フリーアクセスは日本の医療の美点か?

 プライマリケアの専門性をめぐって

 自由標榜制の問題点

 地域が支える力

 医師会の役割・クリニックの連携

 診療ガイドラインと地域連携パス



第6章 卒前卒後の医学教育―プライマリケア医に求められるもの

 卒前教育と国家試験

 コミュニケーション能力

 新臨床研修制度の影響

 精神神経学会の専門医制度とその背景

 精神医学の特殊性



第7章 プライマリケア医としての産業医

 職場のメンタルヘルスの重要性

 産業医がお荷物になる?

 職場のうつと人事問題



第8章 医学コミュニケーションとPUS

 患者教育と地域との関わり

 一般人の科学理解(PUS)

 専門家共同体の医学コミュニケーション

 医学知識へのアクセス性



第9章 尊厳ある生と向かい合う

 認知症と老年医療

 終末期医療のあり方

 治療停止をめぐる議論



第10章 医療の未来―連携とリーダーシップ



用語解説

 うつ病

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)

 統合失調症

 発達障害

 精神療法

 自殺予防におけるアウトカムリサーチ

 ディジーズ・マンガリング

 利益相反

 一般市民の科学理解(PUS)



編集部注

あとがき―「東日本大震災」を超えて