書籍詳細:司法の国民的基盤

司法の国民的基盤 日米の司法政治と司法理論

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,600円(本体価格 6,000円)
在庫なし
発刊年月
2009.01
ISBN
978-4-535-51612-0
判型
A5判
ページ数
312ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

米国で発展した「司法政治学」のアプローチを方法的な軸に据え、司法審査と民主主義の関係を理論的・実証的考察する。

目次

序 章 司法制度改革と市民の法主体性――主権/人権の二元論克服に向けて/棚瀬孝雄

第1部 司法審査と政治過程

第1章 上昇する期待と下降する期待――「司法支配制」の評価をめぐって/阪口正二郎

第2章 司法審査と政治史の「潮流」――憲法裁判所の役割に関する考察モデル比較/C. クライトン(吉田如子=訳)

第3章 内閣法制局と最高裁判所――2つの違憲審査機関の制度配置と政治システム変動/佐藤岩夫

第4章 合衆国最高裁と憲法体制/M. タシュネット(大河内美紀=訳)

第5章 司法の設計と改革――アメリカ司法の政治体制説からの教訓/T. ペレッティ(古山真知子=訳)

第6章 日本における司法権の独立――実証研究の結果と意義/M. ラムザイヤー

第2部 法の支配と司法の応答性

第7章 「応答的法」型の司法に向けて――可能性と危険性/R. ケイガン(見平 典=訳)

第8章 日本における応答的司法への期待と司法制度改革/阿部昌樹

第9章 司法と政治の距離――ペレッティ教授の見解を手掛かりに/大沢秀介

第10章 戦後日本公法学と法の支配/愛敬浩二