書籍詳細:都市の内乱 西宮(1960~1963)

都市の内乱 西宮(1960~1963)

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  • 紙の書籍
定価:税込 8,140円(本体価格 7,400円)
在庫なし
発刊年月
2008.08
ISBN
978-4-535-58547-8
判型
A5判
ページ数
572ページ
ジャンル

内容紹介

西宮市民は市が提起した大石油化学コンビナート誘致案を、3年間の激動のすえ白紙撤回させた。発掘された資料による再現と評価。

目次

序 章 内乱の序曲

はじめに

第1節 旧体制から新興勢力への権力の移行

第2節 激動の端緒

第1章 酒造廃絶の危機

第1節 阪神海岸開発構想と日本石油誘致計画

第2節 灘五郷酒造業者の反対運動

第2章 対決と拮抗

第1節 酒造業者の結束と反対期成同盟

第2節 不発に終った手打ち式

第3章 議会での激突

第1節 強行された答申

第2節 噴出した異議申し立て

第4章 全市域での内乱

第1節 走狗となった各種団体

第2節 市民社会からの迎撃

第3節 労組・政党の後追い

第4節 8万5千の署名

第5節 海岸開発促進連盟結成と市民の逆包囲網

第5章 市域を越えた戦場

第1節 芦屋・尼崎からの呼応

第2節 中央六省庁の綱引きと国会でのせめぎあい

第3節 知事への陳情合戦と白兵戦

第4節 「ケンセツダンネン」の電報――継続された突撃

第6章 裏切られた学術調査委員会答申

第1節 学術調査委員会の答申

第2節 守勢に立った反対派

第7章 乱闘市議会と強行採決

第1節 強行採決前夜

第2節 二千人の市民大会と乱闘市議会

第8章 急転直下の白紙撤回

第1節 最後のせめぎあい

第2節 日石の明石進出表明

第3節 県議会での追及と知事の辞任

終 章 環境都市の覚醒と刻印された市民憲章

第1節 熾烈な市長選

第2節 21世紀を先取りした市民憲章