書籍詳細:地球の生き残り

地球の生き残り 解説 モデル核兵器条約

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  • メラフ・ダータン
  • フェリシティ・ヒル
  • ユルゲン・シェフラン
  • アラン・ウェア
  • 浦田 賢治
  • 編訳
  • 紙の書籍
定価:税込 5,720円(本体価格 5,200円)
在庫なし
発刊年月
2008.07
ISBN
978-4-535-51635-9
判型
A5判
ページ数
352ページ
Cコード
C3031
ジャンル

内容紹介

国連文書になったモデル核兵器条約は、核軍備の廃絶をめざす、包括的で検証の市民参加を特徴とする。非核自治体運動などの綱領的文書。

目次

第1章 核拡散を逆転させる――核兵器条約の主張

第1節 核兵器条約とは何か
第2節 誰が核兵器条約を作成するのか
第3節 いつ核兵器条約は実現するのか
第4節 なぜ、核兵器条約を求めるのか
第5節 どのようにして、核兵器条約を実現するのか
第6節 核兵器条約は、どれに適合するのか

第2章 モデル核兵器条約――「核兵器の開発、実験、生産、貯蔵、移譲、使用および使用の威嚇の禁止、ならびに全廃に関する条約」の全文と原著者による註釈

第1節 モデル核兵器条約の概要
第2節 モデル核兵器条約の本文

第3章 注釈・論評と重要争点

第1節 執行
第2節 安全保障
第3節 逸脱
第4節 抑止
第5節 テロリズム
第6節 健康と環境
第7節 警戒態勢の解除
第8節 清浄化、廃棄処分および安全な軍縮
第9節 核エネルギー
第10節 知識および可逆性
第11節 転換
第12節 研究
第13節 経済的側面
第14節 論評への追補

第4章 検証

第1節 検証の原則および要求
第2節 検証の政治的メカニズム――既存の体制に基づく構築
第3節 核兵器条約上の検証のための手段と手続
第4節 核兵器条約上の検証の諸要素
第5節 核兵器条約の検証と安全保障との関連性およびその課題

資料編

資料1 1997年モデル核兵器条約提出時の国連事務総長宛コスタリカ書簡
資料2 国連総会決議53/77W「核兵器による威嚇または核兵器の使用の合法性に関する国際司法裁判所の勧告的意見のフォローアップ」
資料3 核不拡散条約に関する欧州議会決議
資料4 アメリカ合衆国下院決議
資料5 アボリション2000の声明
資料6 国際持続可能エネルギー機関(ISEA)設立提案の要旨
資料7 英国下院:核兵器禁止条約に関する時期尚早動議(Early Day Motion)
資料8 2000年核不拡散条約再検討会議で合意された行動計画(抄)
資料9 2005年核不拡散条約再検討会議でマレーシア等が提出した「核兵器による威嚇または核兵器の使用の合法性に関する国際司法裁判所の勧告的意見のフォローアップ:核兵器のない世界の構築および維持のために求められる法的、技術的および政治的要素」と題する作業文書
資料10 国連総会決議62/39「核兵器による威嚇または核兵器の使用の合法性に関する国際司法裁判所の勧告的意見のフォローアップ」
資料11 2010年核不拡散条約運用検討会議第1回準備委員会にコスタリカが提出した「モデル核兵器条約」と題する作業文書
資料12 2010年核不拡散条約運用検討会議第1回準備委員会におけるコスタリカ大使の演説

解題
編訳者あとがき
核兵器廃絶問題の略年表