書籍詳細:聴覚障害者の心理臨床2

聴覚障害者の心理臨床2

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,052円(本体価格 1,900円)
在庫僅少
発刊年月
2008.03
ISBN
978-4-535-56230-1
判型
四六判
ページ数
264ページ
Cコード
C3011
ジャンル

内容紹介

コミュニケーションの陥穽をするどく衝いた前著に引き続き、実践例をひもときながら、心理臨床の本質を見つめ直す。

目次

1 福祉施設における聴覚障害者臨床――更生訓練のなかでの心理的支援/中尾恵弥子・後藤美佳・河崎佳子

1 更生訓練施設における心理士の活動

2 実践の紹介

3 更生訓練と心理臨床――専門性をめぐって

2 医療の現場から――チーム・アプローチの視点/藤田 保・古賀恵里子

1 琵琶湖病院・聴覚障害者診療「チーム」がめざしたもの

2 病院は聴覚障害者診療が開設されてどう変化したか?

3 聞こえない医師である藤田に起こった変化は?

4 聞こえない患者さんは病院の精神的風土をどう体験しているのか?

5 チームの中の多文化

6 拡大守秘義務ということ

3 集団精神療法の視点から/古賀恵里子・菅沼昭友

1 聴覚障害者と集団精神療法

2 ろうの患者さんへの集団精神療法を始めようと思った理由

3 ミニ・グループで育まれるチャム体験

4 集団精神療法の実際

4 聴覚障害児のコミュニケーションと心理的援助――聾学校でのカウンセリングの取り組み/鳥越隆士

1 発端

2 障害の発見が遅れたA君

3 インテグレーションの抱える問題

4 聾学校にUターンした聴覚障害児たち

5 アイデンティティ形成と「ことば」/甲斐更紗・鳥越隆士

1 聞こえない人たちのアイデンティティ

2 ろう学校におけるアイデンティティ発達支援プログラムの開発

3 アイデンティティ発達支援プログラムの実施と評価

6 きこえない子どもたちと家族/河崎佳子

1 事例「映子」

2 きこえない事実

3 二つの出会い――親の先輩・子どもの先輩

4 ものごころつく以前――語り出す小さな手

5 同一化対象の存在――栄太と両親

6 「茶の間」での体験

7 きょうだいについて

7 軽・中等度難聴者の心理/梶山妙子・河崎佳子

1 軽・中等度難聴者としての「私」の体験

2 障害認識のむずかしさ

3 自尊感情の傷つきとその曖昧化

4 アイデンティティの問題

5 軽・中等度難聴児にとっての手話

8 中途失聴者の心理/藤田 保

1 中途失聴(者)の定義をめぐって

2 失聴直後の不思議な体験

3 喪失体験としての失聴

4 筆談しかない!

5 中途失聴者の生活の実際

6 中途失聴者の脳がつくる声や音

9 心理面接における手話通訳/滝沢広忠

1 心理臨床と聴覚障害者のコミュニケーション

2 心理面接場面における手話通訳のあり方

3 手話通訳者と治療者のコラボレーション

4 心理面接における転移・逆転移の問題

5 手話通訳者の倫理

10 アセスメントについて/滝沢広忠

1 聴覚障害児・者に使用されている心理検査

2 心理検査実施上の工夫

3 アセスメントにあたっての留意点

4 心理検査からみた聴覚障害児・者の特徴

11 障害特性および実態把握のための試み/村瀬嘉代子・石倉陽子・山口愼一

1 アセスメント・ツール作成までの経緯

2 聴覚障害者を対象としたアセスメント・ツールの要件とは

3 アセスメント・ツールの実際

4 アセスメント・ツールを活用することの意味