書籍詳細:胎児外科

胎児外科

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  • 紙の書籍
定価:税込 8,640円(本体価格 8,000円)
在庫なし
発刊年月
2007.09
ISBN
978-4-535-98188-1
判型
A5判
ページ数
384ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

出生前画像診断の発展で、胎児に対するインターベンションの有効性がわかってきた。わが国の第一人者による先端医療の最新解説。

目次

第1章 胎児外科――その背景と展望

1 出生前診断と胎児治療
2 母体・胎児管理と胎児治療
3 新生児外科
4 胎児外科
5 新生児外科から胎児外科へ
 ――先天性横隔膜ヘルニア(CDH)を中心として
6 医療経済上の問題
7 法的・倫理的諸問題

第2章 胎児外科と麻酔

1 胎児外科と麻酔
2 妊娠母体の生理と麻酔
3 子宮―胎盤の生理と麻酔
4 胎児の生理と麻酔
5 麻酔からみた胎児手術の実際
6 直視下胎児手術
7 胎児内視鏡手術
8 EXIT

第3章 胎児循環の病態生理

1 胎児の生理的環境とその特異性
2 胎児循環の病態生理と胎児心機能(とくに右心機能)の評価
3 胎児心不全の病態生理と診断
4 胎児心機能における右心系の役割
5 各種胎児疾患における循環動態の変化

第4章 出産前薬理学と胎児の管理・治療

1 胎児薬物治療
2 胎児手術における薬物治療の役割と薬理
3 胎児薬物治療における基礎的薬理学

第5章 胎児心臓外科

1 心大血管系の子宮内発達
2 胎児期に心臓手術を行う理論的根拠
3 胎児心臓手術の対象疾患と目標
4 大動脈弁通過障害と周産期管理
5 大動脈弁通過障害と胎児心臓手術
6 他の胎児心疾患に対する外科的治療
7 胎児心臓手術の合併症・問題点

第6章 胎児脳神経外科

1 胎児水頭症
2 胎児脊髄髄膜瘤(MMC)

第7章 一絨毛膜性双胎と胎児外科治療(1)双胎間輸血症候群

1 双胎妊娠
2 MC twinsのリスク
3 MC placentaにおける双胎間血管吻合
4 双胎間輸血症候群(TTTS)とは何か
5 TTTSにおける胎児・胎盤循環(心機能・循環動態)
6 TTTSの病態における液性因子の関与
7 MC twins/TTTSにおける血行動態評価の問題点
8 TTTSにおけるその他の諸問題
9 TTTSの鑑別診断
10 TTTS発症の予測因子
11 TTTSの予後因子
12 TTTSの病期分類
13 TTTSの治療手技
14 TTTSの治療成績
15 FLPCを支える主要な手術機器

第8章 一絨毛膜性双胎と胎児外科治療(2)Selective IUGRおよび無心体双胎妊娠

1 Selective IUGR
2 無心体双胎妊娠
3 無心体双胎に対する経皮的RFA治療の実際

第9章 先天性横隔膜ヘルニアと胎児外科治療

1 先天性横隔膜ヘルニア(CDH)の疫学・病因・発生学
2 CDHに対する近年の治療法と出生前治療の根拠
3 CDHにおける予後因子
4 胎児CDHの重症型
5 胎児CDHに対する出生前手術の歴史的変遷
6 CDH直視下胎児手術から胎児気管閉塞術へ
7 胎児気管閉塞術――その背景と生理的意義
8 胎児気管閉塞術における近年の流れ
9 胎児気管閉塞術の手技と成績
10 胎児気管閉塞術の臨床的成績における施設間差
11 胎児気管閉塞術の臨床的評価とRCT
12 胎児気管閉塞術の今後の方向
13 欧州を中心とする胎児気管閉塞術の新しい動き

第10章 胎児の胸腔内腫瘍性病変(1)

1 胎児胸腔内病変と胎児腫瘍
2 胎児胸腔内病変の診断における基本的考え方・鑑別診断
3 先天性(胎児)肺腫瘍患児の周産期・出生後の病態・管理
4 胎児胸腔内腫瘍としてのCCAM
5 胎児胸腔内腫瘍としてのBPS
6 その他の胎児胸腔内腫瘍(ないし腫瘤)性病変
 ――いわゆるminor/atypical fetal chest mass
7 胎児胸腔内腫瘍へのアプローチ

第11章 胎児の胸腔内腫瘍性病変(2)外科的治療の実際

1 胎児CCAMの外科的治療
2 胎児CCAMの外科的治療手技
3 胎児CCAM(macrocystic)に対する襄胞―羊膜腔シャント術
4 胎児CCAMに対する肺葉切除術
5 胎児肺葉切除術の自験例
6 胎児の肺葉切除手技
7 胎児期と出生後の手術の相違
8 胎児外科治療の適切なタイミング
9 胎児外科治療の問題点――周術期合併症

第12章 胎児胸水の管理と治療

1 胎児胸水(PE)の疫学
2 胎児PEの病態生理
3 胎児PEの自然経過と予後因子
4 胎児胸水の治療(胸腔減圧術)

第13章 胎児の気道閉塞性病変に対する分娩時のEXIT

1 EXITとは何か
2 EXITの適応
3 EXITと帝切分娩との相違
4 EXIT術前の患者評価と準備
5 EXITにおける麻酔
6 EXITの外科的操作手順および関連事項
7 EXITを用いる新しい手術手技とその適応

第14章 胎児仙尾部奇形腫の出生前診断・管理と胎児期治療

1 先天的胚細胞腫および奇形腫の発生学と分類
2 先天的胚細胞腫および奇形腫の予後因子
3 胎児仙尾部奇形腫(SCT)の疫学
4 SCT患児の出生後臨床経過
5 胎児SCTの出生前診断および自然経過と予後因子
6 胎児SCTの特異的な合併異常
7 SCTに対する胎児期手術のrationale
8 SCTの胎児期治療
9 胎児SCT治療成績の近年の推移

第15章 胎児閉塞性尿路疾患の周産期管理と治療

1 胎児腎・尿路系の発生学と閉塞性尿路疾患
2 胎児閉塞性尿路疾患の成因
3 胎児閉塞性尿路疾患における画像診断
4 胎児水腎症の診断
5 胎児閉塞性尿路疾患における腎機能と予後評価
6 閉塞性尿路疾患の胎児期インターベンションの考え方
7 閉塞性尿路疾患に対する子宮内インターベンションの手技
8 閉塞性尿路疾患に対する子宮内インターベンションの成績
9 非閉塞性機序による腎尿路異常

第16章 胎児手術と画像診断

1 胎児超音波(産科的超音波)検査
2 胎児心エコー検査
3 胎児MRI検査

補 論 胎児治療の今後――胎児への遺伝子治療

1 遺伝子治療の臨床プロトコルの現状
2 ヒトIUGTの適応疾患について
3 遺伝子導入に用いられるベクター
4 動物実験におけるIUGT