書籍詳細:西の牛肉、東の豚肉

西の牛肉、東の豚肉 家計簿から見た日本の消費

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,650円(本体価格 1,500円)
在庫なし
発刊年月
2007.06
ISBN
978-4-535-55540-2
判型
四六判
ページ数
176ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

まぐろの消費量は、意外にも海に面していない都市で多い。なぜだろう? 家計簿をもとに日本人の消費生活の実像を浮き彫りにする。

目次

第1章 地域・都市でこんなに違う

1 西の「牛肉」、東の「豚肉」
2 狂牛病で増えた豚肉、減った牛肉
3 九州の都市で多い鶏肉
4 西は「たい」、東は「さけ」
5 九州の都市で多い「たい」
6 東海の「うなぎのかば焼き」
7 海に面してない都市で多い「まぐろ」
8 かつお漁の伝統か。「かつお」の購入量は高知市がダントツ
9 日本海側の都市で多い「ぶり」
10 瀬戸内海の都市で多い「たこ」
11 いか漁の盛んな地域で多い「いか」
12 青森市がダントツで多い「ほたて貝」
13 「しじみ」は松江市、宍道湖で
14 「かまぼこ」の購入額は、笹かまぼこの産地の仙台市がダントツ
15 鳥取名物の「ちくわ」は地元での購入も多い
16 「かつお節」の購入量は沖縄がダントツ
17 那覇市で多い「かつお節」、全国平均の約7倍
18 四国、九州で多い「煮干し」
19 西日本の都市で多い「煮干し」
20 みんなが好きな「バナナ」
21 沖縄で少ない「すいか」、北海道で多い「メロン」
22 「もも」の産地は購入量も多い
23 「ぶどう」の産地は購入量も多い
24 どの地方でも飲まれる牛乳
25 九州の都市で多い米
26 西日本の都市で多い「はくさい漬け」
27 関西の都市で多い「食パン」
28 関西の都市で多い「マーガリン」
29 讃岐うどんの本場で多い「生うどん」
30 稲庭うどんの本場で多い「乾うどん」
31 冷麺の盛岡市、ソーキそばの那覇市で多い「中華めん」
32 東で多い納豆
33 「あるある」と納豆の消費
34 「あるある」直後に増加したのは納豆の消費が少ない地方
35 東北で購入量が多い「こんぶ」と「わかめ」
36 東北の都市で多い「もやし」
37 豆腐は那覇市が一番多い
38 精進料理が盛んな都市で多い「油揚げ・がんもどき」
39 いも煮会で有名な山形市は「こんにゃく」が日本一
40 「梅干し」の産地で多い「梅干し」の消費量
41 米と漬物が減少する中で増加する「梅干し」
42 お好み焼き好きの都市では「ソース」の購入量も多い?
43 東北の都市で多い食塩
44 西日本で多い酢
45 調味料への嗜好の変化―増加する酢、ドレッシング、乾燥スープ
46 ミネラルウォーターの購入は沖縄が一番多い
47 米どころで多い清酒
48 南九州で多い「焼酎」
49 中部地方の都市で多い喫茶代
50 「ぎょうざ」はやっぱり宇都宮
51 「しゅうまい」は横浜
52 「城下町」と和菓子との関係
53 地域により異なるお歳暮に贈る品物
54 鹿児島で多い「切り花」
55 人口密度と反比例する「ガソリン」の購入金額
56 東海地方、関東地方で多い貯蓄高
57 東海地方、四国地方で多い金融資産額

第2章 どの世代が何を買っているか

1 若年層で多いジュース、高年層で多い緑茶
2 お茶の飲み方―ペットボトルのお茶か、急須のお茶か
3 高年層で多い「カルシウム」を多く含む食品
4 年齢と和菓子の関係
5 高年層で多い「切り花」への支出
6 持家率の低い若年層で高い家賃地代の割合
7 40歳代の世帯で最も重い教育関係費の負担
8 パソコンは1世帯1台以上の40歳代・50歳代の世帯
9 40歳代で最も多いインターネット接続料への支出
10 1世帯で携帯電話を2台以上保有する40・50歳代の世帯
11 世代によって違う電話の使い方―若年層は携帯電話、高年層は固定電話
12 1世帯1台以上のカメラ、30歳代・40歳代で多いビデオカメラ
13 40歳代で最も多い娯楽のためのレンタル料
14 40歳代以上では1世帯2台以上のエアコン所有量
15 一人暮らしでは男30歳代が最も多くパソコンを所有
16 一人暮らしでは30歳代で最も多い携帯電話、70歳代の女性が最も少ない
17 人付き合いを大切にする一人暮らしの高齢女性
18 一人暮らしの女性の食生活―若年層は外食、高年層は自炊
19 一人暮らしの女性は健康関連投資を惜しまない
20 負債が貯蓄を上回る若年~中年層、2000万円を超える貯蓄を持つ高齢層

第3章 春夏秋冬で変わる消費

1 20年間変わらない消費支出の季節パターン
2 12月に多い「もち」の購入―お正月準備
3 12月に多い「えび」と「かに」―おせち料理のための食材
4 2月への集中度合いを強める「チョコレート」
5 「ケーキ」と「せんべい」が減少する中で増加する「チョコレート」
6 3月と12月に多い「キャンデー」
7 ひな祭りや子どもの日ノ多く購入される和菓子
8 春は減少、12月に増加した「いちご」
9 季節パターンの平準化―夏の購入が減少する「すいか」と「メロン」
10 夏の購入量が減った夏野菜
11 夏場の消費が減少しているビール
12 夏場に多い飲料への支出
13 20年前と変わらない「さんま」の季節パターン
14 プレゼント用は影を潜め、就職活動用が多くなったネクタイ
15 バブル崩壊後、減少を続けるネクタイの購入金額
16 季節パターンは変わらず、支出減少のクリーニング代
17 節約されるクリーニング代
18 夏より冬が多くなった電気代
19 夏休み、お正月に多い外食
20 「食の外部化」は、いまや外食より調理食品が中心に
21 1月はお年玉、3月は各種祝いの贈与金

第4章 消費の何が変わり、何が変わっていないか

1 最近の消費動向
2 中長期のスパンで見た家計
3 世帯の貯蓄、負債、住宅・宅地などの実物資産の動向
4 サラリーマン世帯の暮らしぶり