書籍詳細:検証 日本の貧困と格差拡大

検証 日本の貧困と格差拡大 大丈夫? ニッポンのセーフティネット

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 3,300円(本体価格 3,000円)
在庫なし
発刊年月
2007.05
ISBN
978-4-535-51567-3
判型
A5判
ページ数
332ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

格差拡大が進み、生活保護を受けられない世帯や多重債務者の増加等歪みが広がっている。実態調査を踏まえ格差拡大の問題点をあぶり出す。

目次

第1章 今、日本で何が起こっているのか?

1 「貧困」と「自己責任」

2 生活保護を受けられずに餓死したケース

3 生活保護利用者への締め付け

4 多重債務とホームレス

5 本書が目指すもの

第2章 現代日本の貧困の実態

1 データに見るニッポンの貧困

2 貧困を引き起こす様々な要因

3 貧困に起因する様々な現実

4 多重債務問題の実態と原因

第3章 日本のセーフティネットは大丈夫?

1 わが国の社会保障制度の枠組みと現状

2 生活保護制度とその問題点

3 生活保護に関する判例及び裁決例の到達点と課題

4 公的貸付制度の現状

5 多重債務問題の対策と今後のあり方

第4章 セーフティネット拡充の取り組み

1 自治体における多重債務・生活保障問題への積極的な取り組み

2 ホームレスの人々と自活の支援の取り組み

3 生活困窮者支援のための扶助実施の状況

第5章 諸外国の生存権保障の現状

1 はじめに

2 ドイツ

3 イギリス

4 韓国

第6章 シンポジウム「現代日本の貧困と生存権保障」

1 暉峻淑子・埼玉大学名誉教授講演「格差社会における生存権保障」

2 パネルディスカッション

第7章 あるべきセーフティネットへの提言

1 個人の尊厳原理に立脚した生存権保障制度のあり方

2 当面の生活保護制度の運用の改善を

3 生活保護法制の改正提言

4 貧困を生み出す様々な要因に対して、法的整備を

5 多重債務者を生み出さず多重債務者の再生を促進する法制度の整備を

6 公的貸付制度の充実を

7 生活再生のための総合的専門窓口の創設を

資料