書籍詳細：NPOが自立する日

NPOが自立する日行政の下請け化に未来はない

定価：税込 2,200円（本体価格 2,000円）

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行政改革の進行に伴い、行政サービスのNPOへの下請け化が広がったが、その先に未来はない。NPOの自立をどのように実現すべきか。

１　阪神・淡路大震災と日本NPOの夜明け

２　国際的でダイナミックなNPOの視座

３　NPOをダイナミックにとらえる――ドラッカーのNPO論

４　私たちがめざし期待したNPO像とは何か

５　NPOの何かが変わってきている

６　理想と現実の乖離の原因は何か

第２章　二極化するNPOと下請け化問題

１　ヒアリングにみるNPOの苦悩

２　アンケート調査にみるNPOの変化

３　NPOの下請け化とは何か

第３章　錯綜する下請け化問題

１　ある美術館の運営委託

２　新制度が後押しするNPOへの業務委託

３　NPOの苦悩

４　政策とNPO像のねじれ現象

５　NPOのアマチュア性

６　錯綜する下請け化問題

第４章　行革を経験した国はNPOに何を期待したのか

１　米国のNPO関連政策

２　英国のNPO関連政策

３　米国と英国にみるNPO政策の変遷と対応の相違

４　英国の影響を受けた日本の協働指針

５　米国と英国の教訓から日本は何を学ぶことができるのか

第５章　法制度にみる構造的な要因

１　経営のむずかしさと下請け化問題

２　経営視点とNPO法

３　「NPO―資金調達―政府―税」の構図

４　ベクトルの方向（政府か、民間か）

５　公益法人制度改革

６　問題は何か

第６章　NPOの原点に戻る

１　NPOの理想と現実

２　自立したNPOだけが進化する

３　ドラッカーの成果重視マネジメント：日本のNPOのために

４　アカウンタビリティは市民との信頼関係の基礎

第７章　民が担う公――NPOが担う公のために

１　本書は何をみてきたのか

２　民とのパイプを太くするための制度設計

３　民と共に自立するNPOへ

４　民が担う公のための制度設計へ