書籍詳細:精神鑑定医の事件簿

精神鑑定医の事件簿

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,420円(本体価格 2,200円)
在庫なし
発刊年月
2006.05
旧ISBN
4-535-56233-4
ISBN
978-4-535-56233-2
判型
四六判
ページ数
306ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

こころの病的状態と犯罪との関連を調べる司法精神鑑定。数多の自経例から特徴的なものをあげ、意義・実際・問題点をやさしく説く。

目次

序 章 司法精神鑑定とはどういうものか

第1章 生き霊払いの自宅放火――大都会の片隅の憑依と感応

第2章 愛するがゆえの家族殺し――無理心中の生き残り

第3章 飲酒による衝動の発散――由緒ある寺院を焼いた連続放火

第4章 他人にすり替わった両親――シンナー中毒によるカプグラ症状

第5章 みずから起こした精神病――急性覚醒剤中毒の犯罪

第6章 過剰な性染色体をもつ人々――Y染色体と衝動犯罪

第7章 発作性意識障害と犯罪――てんかんと触法行為

第8章 隣人夫婦を銃殺した男性――異常体験に基づく犯罪

第9章 感情鈍麻と衝動行為――統合失調症慢性期の重大犯罪

第10章 犯罪を繰り返す人たち――人格障害とモラルインサニティ

第11章 集中的万引きを繰り返した女性――いわゆるクレプトマニア

第12章 疾駆する夜の放火魔――いわゆるピロマニア

第13章 犯行を忘れる犯人――ベンゾジアゼピン健忘

第14章 多数殺傷の重罪犯――死刑判決を受けた鑑定事例

第15章 脳障害と重大犯罪――脳研究の進歩と精神鑑定

第16章 民事事件の鑑定――成年後見制度と医療過誤

第17章 罪を犯した精神障害者の処遇