書籍詳細:民法総則[第2版]

民法講義シリーズ1 民法総則[第2版]

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  • 紙の書籍
定価:税込 5,060円(本体価格 4,600円)
在庫なし
発刊年月
2006.04
旧ISBN
4-535-51515-8
ISBN
978-4-535-51515-4
判型
A5判
ページ数
672ページ
Cコード
C3032
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

学力の向上に合わせ段階的に学習ができるよう構成。詳細な記述と判例、事例を多数折込み、法科大学院生にも最適。民法改正に対応。

目次

プロローグ 民法の由来と構成

第1章 自然人(私権の主体1)―法人格の始期・終期など

 1 自然人の法人格及びその始期について

 2 自然人の法人格の終期―死亡

 3 失踪宣告制度―既存の法律関係との関係における死亡擬制

 4 自然人の住所

第2章 法人制度(私権の主体2)―公益法人法

 1 法人の意義と種類

 2 法人法定主義及び権利能力なき社団―非法人社団

 3 法人の設立

 4 法人登記

 5 法人の活動

 6 法人の組織

 7 定款及び寄附行為の変更

 8 法人の消滅

第3章 契約の成立及び効力

第1節 契約の成立と内容の確定

 1 私的自治の原則及び契約自由の原則

 2 契約の成立要件―契約の拘束力の根拠

 3 契約内容の確定―契約の解釈

第2節 契約の無効

 1 公益的無効となる契約

 2 無益的無効となる契約―意思欠缺無効

 3 消費者契約における不当条項の無効

 4 無効の分類及び無効をめぐる法律関係

第3節 契約の取消し―契約の拘束力からの解放

 1 契約の取消しが認められる場合

 2 取消権が成立した法律関係の規律―取消後の法律関係も含めて

第4節 錯誤による契約―「無効」の衣を着た取消し

第5節 法律要件、法律行為及び意思表示

 1 法律要件について

 2 法律行為について

 3 意思表示の効力発生時期

第4章 代理制度―委任契約の対外関係

第1節 代理制度序説

 1 代理の構造及び社会的意義

第2節 代理効果発生のための要件

 1 代理の三面関係

 2 代理における他人効の根拠―代理の法的構成

 3 本人・代理人間における要件―代理権の存在

 4 代理行為

第3節 有権代理行為の効果

第4節 無権代理行為の効果

 1 本人には原則として効果は帰属しない

 2 本人は追認することができる

 3 無権代理人の責任

 4 単独行為の無権代理

 5 無権代理と相続

第5節 表見代理

 1 109条の表見代理―授権表示による表見代理

 2 110条の表見代理

 3 112条の表見代理

 4 表見代理の重畳適用事例

第6節 表見代理と無権代理

 1 表見代理の効果

 2 表見代理が成立する場合と無権代理

第5章 条件・期限及び期間

 1 条件

 2 期限及び期間

第6章 時効制度

第1節 時効制度総説

 1 時効の種類―消滅時効と取得時効

 2 時効制度の存在理由及び時効の法的構成

 3 時効の基本概念1―時効の援用

 4 時効の基本概念2―時効の中断・停止

第2節 消滅時効―時効各論1

 1 債権の消滅時効

 2 消滅時効に類する制度

 3 債権以外の権利の消滅時効

第3節 取得時効―時効各論2

 1 所有権の取得時効

 2 所有権以外の財産権の取得時効

第7章 物についての規定―物権法への架橋

 1 「物」の意義

 2 物の区別―動産・不動産

 3 従物についての法理

 4 果実の概念とその帰属

第8章 民法「通則」規定など

 1 私権の公共性及び信義誠実の原則

 2 権利濫用の禁止

 3 権利の私人による強制的実現の禁止―自力救済の禁止

 4 民法問題の基礎理論―本書の終わりとして