書籍詳細:「改正」少年法を検証する

「改正」少年法を検証する 事件とケースから読み解く

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,640円(本体価格 2,400円)
在庫なし
発刊年月
2004.09
旧ISBN
4-535-51416-X
ISBN
978-4-535-51416-4
判型
A5判
ページ数
280ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

厳罰化・必罰化を基調とする「改正」少年法が施行されてから3年が過ぎた。この運用実態の質的解明はいまだ不十分である。改正後の少年事件を多角的に検証して、厳罰化・必罰化改正の矛盾を明らかにし、あるべき少年法の姿を提示する。

目次

序 章 厳罰化のサイクルと「改正」少年法の検証/葛野尋之



第1部 ケース・スタディ「改正」少年法

1.弁護士実態調査の総括/山崎健一

2.東京検察官関与・逆送事件/児玉勇二

3.久留米検察官関与事件/北村 哲

4.京都保護処分事件/安西 敦

5.京都55条再移送事件/平井宏俊・小松 啄

6.千葉逆送事件/永嶋久美子

7.埼玉逆送事件/池永知樹

8.郡山年少少年逆送事件/草場裕之

第2部 「改正」少年法の理論的検討

1.いわゆる「原則」逆送事件について/正木祐史

2.社会調査と「原則」逆送/岡田行雄

3.少年審判における検察官関与システム/中川孝博

4.少年の刑事手続をめぐる法的問題/渕野貴生

5.少年事件における量刑と家庭裁判所への事件再移送/本庄 武

6.付添人による援助の公的保障/武内謙治

第3部 「改正」少年法の課題と少年法の未来

1.改正少年法を検証する──少年法の未来と市民、被害者/井垣康弘

2.犯罪心理鑑定の意義と少年法の未来/加藤幸雄

3.対談・少年法の課題と未来の少年司法像/斎藤豊治・村井敏邦

資料編

1.「改正」少年法条文

2.「改正」少年法関連事項年表

3.「改正」少年法の運用の概況