書籍詳細:ブルームバーグ東京発 信用リスクを読む

ブルームバーグ東京発 信用リスクを読む

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 2,640円(本体価格 2,400円)
在庫なし
発刊年月
2004.04
旧ISBN
4-535-55399-8
ISBN
978-4-535-55399-6
判型
A5判
ページ数
328ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

世界トップの金融・企業情報会社ブルームバーグの東京支局がネット配信し、大反響を呼んだ名物コラム待望の出版。単行本化に向け全面的なフォローアップを行い、リスク分析力はさらにアップ。投資家・金融パーソン必読書。

目次

"プロローグ 本書の成り立ち

0 アートは科学を超えるか

1 格付けとは

1.1 情報の非対称性(1)――市場には“性悪説”でのぞめ
1.2 情報の非対称性(2)――株価は何を語るのか
1.3 格付けと投資判断――「逆転現象」から考える
1.4 ザ・トヨタ――恐るべき金融力, 個人債で攻勢
1.5 親と子の逆転――ドコモはNTTを超えるか

2 信用リスクの見方, 考え方

2.1 民鉄も破たん時代――信用不安と金あまりの矛盾
2.2 信用力は改善したが, 過剰債務解消は道半ば
2.3 信用不安の兆候を読み取る
2.4 株価50円割れの信用力
2.5 問われる負債削減スピード――ゼネコン信用力
2.6 「敗者復活」へのシナリオ――巨額償還に挑む
2.7 同じ不祥事, なぜ格差?
2.8 「時代遅れ」が比較優位

3 公共セクターなどの信用リスク

3.1 日本国債の相次ぐ格下げ
3.2 始動する地方債改革
3.3 政府保証なしの財投機関債登場――市場原理で自ら資金調達
3.4 一体化する安保と金融
3.5 アルゼンチンの「教訓」――サムライ債の行方
3.6 米政府からの書簡――国益と「中立性」の信頼

4 金融と信用リスク

4.1 ダブル・スタンダード――銀行信用力はいずこに
4.2 変わるか日本の金融(1)――ヒステレシス
4.3 変わるか日本の金融(2)――日暮れて道遠し
4.4 東京三菱だからなのか――邦銀初のTier III債

5 社債契約, 財務と信用リスク

5.1 「常識」か「非常識」か――雪印と投資家保護
5.2 担保の有無が絶対ではない――JR3社の試み
5.3 外圧, 変革そして無担保化――消えた保護の概念
5.4 自社株買いでROEは上昇するか
5.5 立場弱い社債権者
5.6 揺らぐEBITDA神話(1)――人は, 神を求めるのか?
5.7 揺らぐEBITDA神話(2)――財務指標は有効か?

6 デリバティブと信用リスク

6.1 鉄とデリバティブ――最先端の“奇妙な関係”
6.2 究極のリスク・テイカー――倒産確率も売買対象
6.3 金利スワップはどのようにして誕生したのか

7 倫理と信用リスク

7.1 墜ちたブランド――雪印, 一夜で信用力を失墜
7.2 国破れて山河あり――消えるこの国のかたち
7.3 病院債第1号年明けにも登場――課題克服は「社会的責任投資」

8 資本市場の文化論

8.1 「鎮めの文化」と資本市場
8.2 「鎮」と「煽」の相克
8.3 存亡を賭けたリスク――合理的思考と日本人
8.4 なぜ, いま資本市場文化論なのか

基本用語解説と付録
エピローグ クレジット・パラダイムの視点
"