書籍詳細:開発の政治経済学

開発の政治経済学

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,080円(本体価格 2,800円)
在庫なし
発刊年月
1997.11
旧ISBN
4-535-55097-2
ISBN
978-4-535-55097-1
判型
A5判
ページ数
272ページ
Cコード
C3033
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

開発経済学の展開は、理論が現実の挑戦をうけ変貌していく歴史である。本書は、こうした変貌を現実の経済開発史と重ねながら跡づけ、開発理論の背景にある「思想」を浮かび上がらせることを試みた野心的なテキスト。

目次

第1章 構造主義
 第1節 構造主義の中心仮説
 第2節 経済発展のプロセスと経済発展の諸類型
 第3節 構造主義の開発戦略と援助論

第2章 新古典派アプローチ
 第1節 農業近代化論
 第2節 人的資本論
 第3節 「外向き」の開発戦略
 第4節 新古典派政治経済学

第3章 改良主義
 第1節 貧困と不平等の政治経済学
 第2節 経済発展と所得分配
 第3節 構造調整プログラムと所得分配・貧困

第4章 開発経済学のパラダイム転換
 第1節 新しい開発の政治経済学
 第2節 新制度派アプローチによる開発の政治経済学
 第3節 新しい成長モデルの模索
 第4節 潜在能力アプローチと「人間開発」

終 章 「開発の政治経済学」の構築に向けて
 第1節 問題の発見史としての開発経済学
 第2節 開発経済学の主要潮流
 第3節 開発経済学と開発研究の間