書籍詳細:住民参加のシステム改革

自治問題研究叢書 住民参加のシステム改革 自治と民主主義のリニューアル

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,268円(本体価格 2,100円)
在庫なし
発刊年月
2003.08
旧ISBN
4-535-51398-8
ISBN
978-4-535-51398-3
判型
A5判
ページ数
264ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

住民参加の理論・政策・方法について、比較法的研究や制度運用実態も踏まえて現状を分析し、問題点の指摘、あるべき姿や課題を明らかにする。いま求められている民主的システム改革の必要性を説く。

目次

はしがき
序 章 本書の意義と内容の鳥瞰…榊原秀訓

第1部 住民参加のシステム改革論

第1章 住民参加の展開と課題…榊原秀訓
(1) はじめに住民参加の混成合唱
(2) 住民参加の意義
 1 住民意思の反映と行政の監視
 2 議会と参加制度の現状
(3) 地方分権と政策推進
 1 地方分権と住民参加
 2 政策推進と住民参加・パートナーシップ
(4) 住民参加理論のリニューアル
 1 民主主義理論と住民参加制度の国際的動向
 2 参加の評価基準としての「参加の梯子」
 3 討議的参加制度の評価基準
(5) 住民参加実現のための課題
 1 実際的課題
 2 住民参加の法的保障
(6) 国際的動向と日本的変容

第2章 「公私協働」の政策動向…岡田章宏
(1) はじめに
(2) 市民の非営利活動に対する認識
(3) ニュー・パブリック・マネジメントに基づく「公私協働」論
「公共サービスの民間開放」論
(4) 「新たな経済主体」としてのNPO
 1 産業構造改革のなかでのNPO
 2 NPOの「経済社会」に対する貢献
(5) おわりに

第3章 行政評価と住民参加…樹神 成
(1) 行政評価の拡がり
(2) 行政評価と政策評価
(3) 行政経営論と行政評価
(4) 事務事業評価
(5) 施策評価
(6) 総括管理機能の一環としての評価と個別の事業・施策の評価
? 行政評価への住民参加とその課題

第2部 住民参加の政策課題

第4章 自治体内分権、コミュニティと住民参加…森辺成一
(1) 課題と構成
(2) 自治体内分権論の今日的文脈
 1 市町村合併と自治体内分権
 2 ガバナンスとコミュニティからの参加論
(3) 自治体内分権の諸論点
 1 法令上の位置づけ
 2 内部団体の区域
 3 民意の代表組織
 4 地域審議会
 5 内部団体における事務機関の長
 6 内部団体の財源
(4) 「小さな自治」のシステムと住民参加
 1 コミュニティと町内会
 2 法人格
 3 近隣事務所
 4 コミュニティ組織の決定権への参加
 5 議会・議員との関係
(5) むすびにかえて

第5章 パートナーシップと住民参加…白石克孝
(1) 日本版PPP論参加なきパートナーシップ
 1 日本版PPP論の登場
 2 ベスト・バリュー・フォー・マネー?
(2) アメリカの都市開発にみるパートナーシップの展開
 1 成長連合
 2 もう一つの民間の発見
 3 パートナーシップの「制度化」
(3) イギリスにおける地域再生政策とパートナーシップ
 1 イギリスの地域再生政策の連続と断絶
 2 市民憲章からコンパクトへ
(4) パートナーシップと住民参加の展望
 1 現代の地域政策におけるパートナーシップの重要性
 2 パートナーシップをマイナス・シンボルとしないために

第6章 土地利用規制まちづくり行政と住民参加…大田直史
(1) 「まちづくり」とは対象の限定
(2) 法令上の住民参加手続
(3) 要綱行政の条例化と参加手続
 1 要綱行政の条例化
 2 まちづくり条例における住民参加手続(1)
 3 まちづくり条例における住民参加手続(2)
(4) まちづくり住民参加の条件と課題
(5) 都市再生法と住民参加のまちづくり
 1 「都市再生」戦略の概要
 2 住民参加によるまちづくりに与える影響
(6) おわりに

第7章 地域福祉計画と住民参加…本多滝夫
(1) 住民参加規定の登場
(2) 社会福祉における住民参加の位相
 1 社会福祉における住民参加の原義
 2 参加型福祉社会論
 3 負担合意形成型参加論
(3) 地域福祉計画策定と参加
 1 地域福祉計画の位相
 2 地域福祉計画策定への参加の課題

第3部 住民参加の方法のリニューアル

第8章 情報公開と住民参加…樹神 成
(1) 情報の公開をめぐる新たな議論
(2) 情報公開条例と情報公開の体系
(3) 情報提供施策・情報公表義務制度の制度化と公開情報論
 1 情報提供施策・情報公表制度の制度化
 2 公開情報論
(4) 情報の公開を前提とした
政策立案と政策手段としての情報の公開

第9章 パブリック・コメントの意義と課題…豊島明子
(1) 問題の所在
(2) パブリック・コメントの手続的構造
 1 制度の目的
 2 パブリック・コメントの仕組み
 3 パブリック・コメントの手続的特質
(3) パブリック・コメントの意義と課題
 1 説明責任履行手続としての意義と課題
 2 意思形成過程の公正性に関する意義と課題
 3 手続としての総合性に関する意義と課題
 4 立法過程に関するパブリック・コメントの意義と課題
(4) 今後の課題と展望

第10章 審議会における住民参加の課題…豊島明子
(1) 審議会に関する従来の議論と最近の動き
(2) 最近の審議会制度改革
 1 審議会委員の構成
 2 会議の公開
 3 審議結果の取扱いについて
 4 ワークショップ等の会議の運営方法について
 5 改革の現状
(3) 審議会改革の現状をめぐる論点
 1 公募制のあり方
 2 会議の公開
(4) おわりに

第11章 住民投票制度――住民の討議に基づく多数意思の尊重…榊原秀訓
(1) 実践から理論へ
(2) 住民投票条例の意義
 1 直接民主主義の意義
 2 住民投票条例消極論
(3) 住民投票条例の現状
 1 個別問題対応と常設型
 2 市町村合併における住民投票
(4) 多数意思の尊重
 1 多数意思
 2 結果の尊重
 3 対象、選択肢とタイミング
(5) 投票運動と情報提供討論の徹底性・公正性確保
 1 自由な住民の投票運動と公正性の確保
 2 情報提供と討議の活性化
(6) 住民投票の積極的活用に向けて

資料と解題 パブリック・コメントモデル条例…パブリック・コメント研究会