書籍詳細:論争 憲法学

論争 憲法学

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,600円(本体価格 6,000円)
在庫なし
発刊年月
1994.11
旧ISBN
4-535-51005-9
ISBN
978-4-535-51005-0
判型
A5判
ページ数
400ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

「雑然とした多様性の支配する憲法学界」において、論争のもつ意義はきわめて大きい。多年にわたって、価値観も方法論も異なる憲法研究者たちが、個別・具体的な「論争」を検証した成果を集大成する。

目次

1 主権
 「八月革命説」の再検討
 「魔力からの解放」と「解放のための魔力」
2 天皇
 天皇の葬儀
 天皇の国事行為
 象徴天皇制度設計の背景
 女性天皇問題
3 平和主義
 自衛権論が意味するもの
 国際政治と憲法の平和主義
 国連の平和のための活動と日本の立場
 日本国憲法とPKO
4 基本的人権
 「憲法上の自由」の範囲と限界
 人権の国際化
 反論権考
 義務教育の無償性論
 憲法教育の変移と憲法学への期待
 被疑者になる前と、被告人でなくなった後
 社会権の概念についての考察
 憲法学と労働基本権
 女性の権利と「平等」
5 選挙と国会
 政権交代と憲法問題
 「政治改革」と国政調査権
 選挙権論の「原点」と「争点」再論
 予算法律説について
 外交と国会
6 司法
 最高裁判例の法源性
 憲法訴訟論批判・雑感
 「司法権の本質」論について
7 憲法の歴史
 フランス革命二〇〇周年を顧みて
 『市民革命と法』の基本問題
 社会主義国の激動と法の課題
8 憲法学の方法論
 「批判的峻別論」論争
 憲法史の近代主義的理解
 憲法学の責任?
 厳格憲法解釈論の本質と精神
 憲法学のメタ理論とは何か
 憲法学学の意義と課題