書籍詳細:トッコウ服を着ない日

暴走族を普通の少年に! 街ぐるみの人間ドラマ トッコウ服を着ない日 断ち切れ 暴走の連鎖

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  • 中国新聞暴走族取材班
  • 紙の書籍
定価:税込 1,760円(本体価格 1,600円)
在庫なし
発刊年月
2003.03
旧ISBN
4-535-58351-X
ISBN
978-4-535-58351-1
判型
四六判
ページ数
248ページ
Cコード
C36
ジャンル

内容紹介

暴走の街と化した「平和都市」広島。取材班の体を張ったキャンペーンが始まった。特攻服の若者の素顔・肉声に迫り、彼らを仕切る暴力団員の生態を暴く。普通の少年、普通の街を取り戻すための感動の記録。新聞協会賞受賞!

目次

プロローグ 1999年「えびす講騒動」
悪夢
身勝手な「晴れ舞台」
都市の病
第1章 暴走の連鎖
1本のベタ記事
軽すぎる凶行
第2章 壊れたブレーキ
集団リンチ
狙われる弱者
「上納」が奪った命
並木通りの憂うつ
「お好み村」の痛手
反響
第3章 トッコウ服を着ない日
迷惑かけてないじゃん
逮捕状、出たみたいなんです
仲間が捕まるの、慣れるよね
原チャ、盗むの簡単っすよ
「自分ち」をつくりたい
18歳までは遊ばんと
ウチが「けじめ」とるよ
はよう親方に近づきたい
家や学校はカンケイないよ
第4章 「面倒見」を追う
三重の輪の「主役」
傍若無人
暴走教唆
上納のからくり
「声かける大人おる?」
支配の思惑
アーケードの黒い影
再起の芽
第5章 街の力
2つの悩み
真冬の夜の熱気
「オッサンら怖い」
リング上の荒療治
夜回りの老夫婦
夢と出会う場
甘えは許さん
おやじの復権
男親の力
第6章 トップの決断
「実績」の裏のジレンマ
脱「タテ割り」
県警から「君たち」へ
静かな夜
強攻策
離脱支援
第7章 条例に込めたメッセージ
「暴走」の裏面史
平和都市の忘れもの
行政の存在感
生みの苦しみ
集中論議
漂流する円陣
第8章 「ただいま」が聞きたくて
ニューヨークからのメール
沈黙の場所
役割の「殻」を破る
悔恨
刻苦の日記
焦燥の代価
手首の傷跡
亡き息子の仲間へ
エピローグ 2002年初冬
トッコウ服が消えた
暴発
取材班からの5通の手紙