書籍詳細:学校臨床そして生きる場への援助

面接室での一対一を捨て、学校現場へ出よう 学校臨床そして生きる場への援助

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,808円(本体価格 2,600円)
在庫なし
発刊年月
2002.06
旧ISBN
4-535-56192-3
ISBN
978-4-535-56192-2
判型
A5判
ページ数
288ページ
Cコード
C3011
ジャンル

内容紹介

面接室で個別のクライアントだけに向き合えばいい――そうした時代は終わった。教育現場と心理臨床現場との相違を乗り越え、それぞれの本質を見つめ直しながら、新たな協働システム=学校臨床心理学の構築を目指す。

目次

第1部 学校臨床心理学の可能性
 第1章 学校と教師への接近
 ある出会い
 「教師」への接近
 「学校」へ、そして「教育」へ
 学校臨床心理学への模索
 第2章 学校における心理教育的援助サービスの現状と展望
 学校臨床心理学と学校心理学
 学校教育と学校心理学
 心理教育的援助サービスの現状と可能性
 心理教育的援助サービスの現状と可能性
 心理教育的援助サービスのモデルと課題
 心理教育的援助サービスの課題と展望
 おわりに
第2部 生きている場への援助
 第3章 学校臨床を学ぶ課程で考えたこと
 はじめに
 ある母親
 クライエントの現実の関係がほの見える機会を得て
 多元的真実を出発点とする
 日本で家族療法の研修を始める
 異文化の中で家族療法の習得を目指す
 言葉が拙いまま話し合いの「緩衝剤」になる
 Bさん家族の変容
 Cさんカップルの話し合い
 家族とセラピスト・チームの協働
 家族療法における変化
 学校臨床に向けた発信の試み
 第4章 教育コミュニティにおける援助活動のシステムとスタイル
 教育機関の中で行われる相談活動
 学生相談の一日単位での事例的検討
 一日の性質の分類と実際
 学生相談システムとスタイルを求めて
 教育コミュニティにおける援助活動の今後
 第5章 入所治療施設における学校教育との協働の試み
 試みが必要になった学園の状況
 登校できない子どもたちへのプログラム
 分級の教員との協働の試み
 新たな展開に向けて
 おわりに
 第6章 学校という場でできること
 母子家庭と学校
 不登校と母子家庭
 離婚先進国における離婚家庭に関する心理学的研究の流れ
 親の離婚の子どもに及ぼす影響
 学校における支援
 おわりに
 第7章 地域における心理援助の「定点」を目指して
 地域の公立教育相談室のこれまでと現在
 区立教育相談室の活動
 教育相談ならではの役割
 相談の実際1
 自閉傾向と軽度の知的障害を持つA男くんの事例
 相談の実際2
 母親面接中心の教育相談の一例
 教育相談室に求められるもう一つの心理的援助
 おわりに
 第8章 地域精神保健福祉ネットワークづくり
 はじめに
 「人生の歯車」が回り始める
 若者の作業所「T&E企画」
 作業所見学ツアー
 地域ネットワークを利用した就労支援体制づくり
 おわりに
 第9章 心理臨床家としてのライフコース
 「生き方の変更」の場としての大学病院
 研究か臨床か
 臨床現場へ
 行政的なかかわりのつよい職場へ
 再び大学へ
 生きる場としての学校臨床の実践へ
第3部 教師の実践に学ぶ学校臨床
 Interview 4人の教師のライフコース
 A先生の場合
 B先生の場合
 C先生の場合
 D先生の場合
 座談会 教師と心理臨床家の協働に向けて
 「教師としての自分」を語ることの意味
 教科教育と教師像
 子どもを重層的に捉える
 スペシャリストとしての教師 ジェネラリストとしての教師
 学校と地域コミュニティ
 経験の宝庫としての教師
 子どもと学校を見つめる視点
 教師と心理臨床家の協働に向けて