書籍詳細:医療の質

『人は誰でも間違える』に続くIOM最終報告。待望の翻訳 医療の質 谷間を越えて21世紀システムへ

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,456円(本体価格 3,200円)
在庫あり
発刊年月
2002.07
旧ISBN
4-535-98203-1
ISBN
978-4-535-98203-1
判型
A5判
ページ数
392ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

患者を医療の中心に置き、安全・有効・タイムリー・効率・公正の条件を満たす質の高い医療を実現するには、どのようなシステム設計が必要か。米国医療界が国家的レベルで取り組んだ大プロジェクト――待望の翻訳。

目次

本書の要旨

 なぜいま行動を起こすべきなのか

 システムの資質としての質

 谷間を越えるための課題

 まとめ

第1章 21世紀の新しい医療システム

 医療の質にある谷間

 なぜ医療の質が適切なものでなくなったのか

 将来に向けての課題と本書の構成

第2章 医療システムをどのように改善するか

 6つの医療改善目標

 将来医療のビジョン

第3章 医療の再設計と質改善に資する新しい原則

 複雑系適応型システムとしての医療機関

 21世紀医療システムに関する10原則

第4章 最初の一歩を

 優先疾病・症状を中心にした改革の意義

 優先疾病・症状の応用

 優先疾病・症状を選定する規準

 改革に着手する資源の供与

第5章 改革に向けた組織的支援の構築

 組織開発の4つの段階

 医療機関再設計上の主要課題

 医療経営改革のリーダーシップ

第6章 医療サービスにエビデンスを反映する

 問題の背景

 臨床的エビデンスの統合

 コンピュータ・ベースの臨床方針決定支援システム

 インターネットを介した情報開示

 質の評価尺度の明確化

第7章 情報技術(IT)の活用

 情報技術が医療にもたらしうる恩恵

 臨床情報の自動処理

 国家レベルでの医療情報インフラの必要性

第8章 質の改善に整合する報酬支払方式

 現在の報酬支払方式のインセンティブ

 現在の支払方式に内在する質改善を阻害する要因

 質改善を促す既存の報酬支払方式の改良

 新しい取組みの必要性

第9章 21世紀医療システムに求められる医療従事者の養成

 臨床教育と臨床研修

 医療職能者に関する規制

 賠償責任に関する論点

 将来の医療従事者養成に関する研究課題

[付録A]

 米国医療の質の現状に関する技術検討パネル報告

 背景

 文献調査

 調査結果・考察

 低い質がもたらす被害

 今後の課題

 米国における医療の質・1987年以降の研究論文の評価検討

 医療の質の定義

 文献の検索方法

 米国における医療の質

 結論

[付録B]

 複雑系適応型システムの科学的洞察にそった医療の再設計

 システム思考

 機械型システムと適応型システムの融合

 複雑系適応型システムに関する科学

 21世紀の医療システム設計に適用される複雑系思考

 結論

書評掲載案内

『日経サイエンス』2008年12月号 115頁 BOOK REVIEW「医療と薬を読む」山崎幹夫氏評