書籍詳細:椿の咲く日まで

骨髄バンク普及にのぞんだ命と勇気のノンフィクション 椿の咲く日まで 骨髄バンクと土佐清水の仲間たち

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,760円(本体価格 1,600円)
在庫なし
発刊年月
2002.06
旧ISBN
4-535-58325-0
ISBN
978-4-535-58325-2
判型
四六判
ページ数
224ページ
Cコード
C47
ジャンル

内容紹介

97年春、骨髄バンク宣伝の四国一周自転車ラリーが行われた。その後、白血病で他界した童話作家和泉省作を偲ぶ土佐清水市から三人の骨髄ドナーが出た。命の重さを知り、骨髄バンク普及のため心血を注いだ人々のノンフィクション。

目次

第1章 約束した千四百キロ
 「お父さんめげてないよ」
 二度目のツール・ド・空海
 清水夫妻と迷い犬のゴン太君
 ラリーという情報戦
 奈落の底からの生還
 脱落寸前の危機
 童話作家の心のユートピア
 患者の身になった医療を
第2章 骨髄移植と骨髄バンク
 「白百合の会」の発足
 たまには勉強会も
 骨髄バンク事業の組織
 造血幹細胞移植の医学
 非血縁者間骨髄移植とその仲介業務
 HLA一致者を見つけることの困難さの程度
 移植医自身の骨髄ドナー体験
第3章 やさしさと、戸惑いと、温度差と
 三次検査は百五十キロ離れた高知市で
 かなりつらい骨髄提供事例も
 ある地方行政官の開き直り
 誤解したうえでの非難も
 骨髄バンクに求められる「やさしさ」とは?
 対面解禁は「知る権利」の保障?
 キャラバンカーがやって来た
第4章 椿の咲く日
 言い出しっぺにお鉢が
 九年の歳月の後に
 ありがとう省君
 宇野重吉一座との交流
 小さな川のものがたり
 二十世紀に残した足跡
涙の数だけ強くなろうよ