書籍詳細:子どもの精神障害

こころの科学好評企画を新原稿を大幅に加えて単行本化! 子どもの精神障害

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,760円(本体価格 1,600円)
在庫あり
発刊年月
2002.01
旧ISBN
4-535-56097-8
ISBN
978-4-535-56097-0
判型
四六判
ページ数
272ページ
Cコード
C3011
ジャンル

内容紹介

自閉症、拒食、多動、不登校、自殺――子どもの精神保健にかかわる問題はさまざまで、緊急のものも多い。にもかかわらず、まだまだ世間の認識は十分とはいえない。新原稿を大幅に加え、こころの科学好評企画を単行本化。

目次

1 子どもの精神障害を考える
 子どもの見え方
 関心が向けられる病態の移ろい、その背景
 子どもを「治す」ことの意味
 多職種業界であること
 新しい戦略を求めて
 子ども臨床の条件設定はどうか
 少子化と子ども臨床
2 小児自閉症
 自閉症をめぐる学説の変遷
 小児自閉症理解への発達論的視点
3 子どもの抑うつ状態の社会医学的視点
 さまざまな成因論
 うつ病の症状
 生活状況との関連
 肯定的な自己評価と良好な友人・家族関係
4 子どもの摂食障害
 摂食障害の治療に関する個人的遍歴
 思い出の拒食少女
 摂食障害とはどういう病気か
 摂食障害を「治す」ことについて
 摂食障害が「治る」ことについて
5 子どもの強迫性障害
 強迫症状とは
 症例
 子どもの強迫症状の特徴
 子どもの強迫症状を作り出すもの
 強迫症状の発現年齢
 強迫症状の新たな側面
6 子どもの精神分裂病
 分裂病像の展開
 精神分裂病の子ども時代の発病
 精神分裂病青年に対する誤った認識と対応
 配慮という名の排除
 初期の支援をめぐって
7 落ち着かない子どもたち?
 「落ち着かない子ども」の医学化
 LDをめぐる日本の現状
 多動と注意の医学化
 ADHD概念の日本への輸入
 学校の中のADHD概念
 臨床の中のLDとADHD
8 不登校と「ひきこもり」
 「ひきこもり」の現状
 「ひきこもり」とは何か
 「不登校」との関連性
 「ひきこもり」増加の抑止は可能か?
9 「知的障害」をめぐって
 わかっていること、わかっていないこと
 「知的障害」という区分け
 私たちはどこで出会うか
 「ことばが浮く」ということ
 力を伸ばすことと、力を使って生活世界を繰り広げること
10 子どもをめぐる心理学的援助
 「こころ」の科学
 心理学的援助とは
11 児童精神科医からみる「少年非行」
 非行行動と行為障害との関係
 少年非行あるいは行為障害の治療
 予防的戦略
 行為障害と少年非行の予防のために
12 青少年の薬物依存をめぐって
 有機溶剤の乱用問題
 有機溶剤乱用と家族
13 「いい子」が危ない
 アダルト・チルドレンとは何か
 アルコール依存症の典型的経過
 家庭では何が起こるのか
 子どもはどのような行動を身につけるか
 成人してからどのような問題に悩むのか
 呪縛から解き放つ
 子どもへの援助
 新しい概念は必要なのか
14 虐待をめぐる諸問題
 子どもへの虐待とは
 虐待と子どものこころの問題
 虐待への精神医学的ケア
15 青少年の精神障害と社会復帰
 青少年の精神障害の特徴
 A君のケース
 青少年の社会復帰の現状
 今後の課題
16 子どもの自殺をめぐって
 子どもとは
 自殺をどうみるか
 子どもの自殺の特徴
 子どもの自殺の予防