書籍詳細:イギリスにおける市民的自由の法構造

イギリスにおける市民的自由の法構造

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,050円(本体価格 5,500円)
在庫なし
発刊年月
2001.05
旧ISBN
4-535-51166-7
ISBN
978-4-535-51166-8
判型
A5判
ページ数
280ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

イギリスの「権利保障制度」の研究は、日本ではこれまで不十分であったが、近年人権保障方式との関連で、メカニズムへの関心は高い。「イギリスの市民的自由の法理」を歴史的に考察し、最近の法整備の分析と合わせて多角的に考察する。

目次

序 章 イギリスをどのように位置づけるか
第1章 「イギリス型処理方式」と「市民的自由」
 序 説 本章の課題
 第1節 『人権に関する立法―討議文書』にみる「イギリス型処理方式」
 第2節 『イギリス法百科事典』にみる「市民的自由」の保護
 第3節 市民的自由に対する伝統的な法的アプローチ
第2章 通信の傍受法制と「イギリス型処理方式」
 序 章 本章の課題
 第1節 「1985年法」以前の令状制度と電話盗聴
 第2節 通信の傍受令状制度下の電話盗聴と法
 第3節 通信の傍受令状制度下の電話盗聴とヨーロッパ人権条約
 第4節 「1985年通信の傍受法」
第3章 イギリスにおける市民的自由の保護の新展開
 序 章 本章の課題
 第1節 新たな統治構造論の展開
 第2節 「ダイシー伝統」と1980年代の裁判所判決
 第3節 市民的自由の保護の新展開
終 章 市民的自由の保護と1998年人権法