書籍詳細:賄賂の刑事規制

賄賂の刑事規制 中国・米国・日本の比較研究

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  • 紙の書籍
定価:税込 8,250円(本体価格 7,500円)
在庫なし
発刊年月
1998.08
旧ISBN
4-535-51122-5
ISBN
978-4-535-51122-4
判型
A5判
ページ数
520ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

中国四千年の歴史は賄賂と酷刑の歴史でもあった。いま改革開放の実施に伴って蘇っている。賄賂の社会的意義や刑事規制の機能の究明を、中国・アメリカ・日本の三極的比較の方法によって立体的に検討を加える。

目次

第1編 社会と公務員賄賂
 第1章 比較の視点
 第2章 「権力社会」としての中国と賄賂
 第3章 「法律社会」としての米国と賄賂
 第4章 「文化社会」としての日本と賄賂
第2編 公務員組織と賄賂
 第1章 比較の視点
 第2章 「私」的中国官僚制と賄賂
 第3章 「公私衝突」的米国官僚制と賄賂
 第4章 「公私融和」的日本官僚制と賄賂
第3編 公務員賄賂の社会的意義
 第1章 比較の視点
 第2章 「権力至上性の実現」としての中国賄賂
 第3章 「体制矛盾性の体現」としての米国賄賂
 第4章 「正統性の獲得手段」としての日本賄賂
第4編 賄賂刑事規制実体法
 第1章 「狭くて厳しい」中国の賄賂刑事規制実体法
 第2章 「二分化する」米国の賄賂刑事規制実体法
 第3章 「広くて温い」日本の賄賂刑事規制実体法
第5編 賄賂刑事規制手続法
 第1章 「政党主導型」の中国賄賂刑事規制手続法
 第2章 「政治主導型」の米国賄賂刑事規制手続法
 第3章 「行政主導型」の日本賄賂刑事規制手続法
第6編賄賂刑事規制の社会的機能
 第1章 「党の指導」という政治原理のための中国賄賂刑事規制
 第2章 「自由競争」という経済原理のための米国賄賂刑事規制
 第3章 「正統性の浄化」という文化原理のための日本賄賂刑事規制