書籍詳細:民事精神鑑定と成年後見法

民事精神鑑定と成年後見法 行為能力・意思能力・責任能力の法的判定基準

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  • 前田 泰
  • 紙の書籍
定価:税込 5,500円(本体価格 5,000円)
在庫なし
発刊年月
2000.03
旧ISBN
4-535-51187-X
ISBN
978-4-535-51187-3
判型
A5判
ページ数
376ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

成年後見法は後見・保佐・補助の制度を新設したが、「能力」の判定とその法的評価はどのように行われるべきか。民事精神鑑定と審判例・判例との関係を批判的に検討し、被後見人等の利益のためにあるべき基準を提言する。民法学初の業績。

目次

●目次
第1章 成年後見制度の概要と精神科医の役割

第2章 これまでの行為能力制度と精神鑑定
 第1節 立法趣旨
 第2節 民法学説
 第3節 審判例等
 第4節 精神鑑定例等

第3章 財産取引における意思能力の判定基準
 第1節 学説の状況等
 第2節 未成年者に関する判決
 第3節 精神障害等に関する判決

第4章 民事責任能力の基準
 第1節 責任能力制度の意義
 第2節 責任無能力者の不法行為に対する監督責任
 第3節 責任能力の判定基準
 第4節 交通事故と精神障害
 第5節 自傷他害行為と医師の責任に関する最高裁判決

第5章 精神保健福祉法と成年後見
 第1節 改正前における保護者制度の問題点
 第2節 精神保健福祉法の改正と成年後見制度

第6章 精神鑑定と法的評価
 第1節 従来の行為能力に関する基準
 第2節 成年後見制度における判定基準
 第3節 成年後見と精神鑑定の要否