書籍詳細:生物学の最前線

からだの科学選書 生物学の最前線

の画像の画像
  • 長野 敬
  • 紙の書籍
定価:税込 2,530円(本体価格 2,300円)
在庫なし
発刊年月
1986.10
旧ISBN
4-535-80413-3
ISBN
978-4-535-80413-5
判型
四六判
ページ数
304ページ
Cコード
C45
ジャンル

内容紹介

分子の世界にまで探究を進めた生物学は、ダーウィン死後一世紀で、その姿を一変させた。人類の起源を探る方法にも、分子進化の考え方が浸透してきた。第一線の生物学者が、そのフロンティアをやさしく解説した入門書。

目次

生物学の最前線
全体の見取図
遺伝子の構造
細胞と運動
発生学の新しい波
進化生物学の前線
これからの生物学
ダーウィンから1世紀
「創造科学」と「進化教」
ラマルク主義の免疫学
連続と不連続
生命の起源研究外史(1)
「生物」の起源と「生命」の起源
「生命の起源」論争のスタート
「生命の起源」についての三つの活路
オパーリン=ホールデンに始まる現代のアプローチ
生命の起源研究外史(2)
オパーリン=ホールデンの功績
日本でのオパーリン説受け入れ
解説版『生命の起源』
生命は偶然か、必然か
前生物システムの起源
人類の起源
「失われた環」を求めて
猿人から新人まで
見取図
猿人以前
分子人類進化学
配列研究と分子進化
比較という方法
相同タンパク質
分子進化の速度
比較の流儀
他人の空似?
生命と無生命の間
連続する大自然
リケッチア
マイコプラズマ
ウィロイド
プリオン
遺伝子操作
遺伝子操作の諸段階
制限酸素
DNAをつなぐ
便利な乗物は何か
現状と見通し
タンパク質でない「酵素」
パラダイムとしての「酵素タンパク質」
プロセシングとスプライシング
「リボザイム」
自己触媒反応とは
「RNA酵素観」の確率
ガン遺伝子とその周辺
ガンとは?
ラウス肉腫ウイルス
発ガン遺伝子をもたないガン・ウイルス
「ガンの突然変異」の実証?
眉に唾をつけて…失礼?
現代の細胞像(1)
細胞のプロフィル
「骨」の検出
五種類の「中間」フィラメント
細胞の表情変化
現代の細胞像(2)
自己調節とは
細胞内物質濃度の変動
酵素活性の調節
合理的説明に向かって
説明の限界と突破口
ゴルジ装置と小胞体
観察者ゴルジ
ゴルジ装置と小胞体
シグナル・ペプチド仮説
ゴルジ装置での加工処理
遺伝学から発生学へ
二重らせん三〇年
発生から遺伝へ
ショウジョウバエから人間まで
ホメオシス
成虫原基とは
他の材料、他のアプローチ