書籍詳細:家庭の裁判 親子

家庭の裁判 親子

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  • 田村 五郎
  • 紙の書籍
定価:税込 2,700円(本体価格 2,500円)
在庫なし
発刊年月
1970.09
旧ISBN
4-535-57172-4
ISBN
978-4-535-57172-3
判型
B6判
ページ数
334ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

家庭紛争にあらわれた親子法の実態を肩のこらない叙述で平易正確に解説したもので、学生には身分法の生きたテキストとして絶好である。「親子げんか」、「水商売の女性の貞節」、「内縁の子の父」など15篇を収める。

目次

第1章 親子げんか
1 対立
2 子の名誉の毀損
3 子の土地の無断耕作
4 両判決と学説への懐疑
第2章 夫の胤でありえぬ子
1 非常識から良識へ
2 嫡出子の推定
3 生ずる結末
4 非常識を救う工夫
5 変化した裁判所の姿勢
第3章 婚姻届の直後に生まれた子
1 婚姻届の翌日の分娩
2 非嫡出子説とその弱点
3 判例──動揺から統一へ
4 学説と昭和四一年の最高裁判決
第4章 妾の子の認知
1 認知届の代役
2 妻の子と偽った出生届
3 偽りの親を代諾者とした養子縁組
4 判決の当否
第5章 水商売の女性の貞節
1 不貞の抗弁
2 新しい判決の確立
3 娼婦と芸者
4 旅館や料亭の女中
5 バーやキャバレーの女給
6 ある下級裁判決
第6章 内縁の子の父
1 早すぎた妊娠の兆候
2 二つの処理方法
3 夫の敗訴
4 民法七七二条の類推の意味
第7章 父無用の契約
1 問題のありか
2 戦前の判決
3 戦後の判決
4 学説の対峙
第8章 母いずこ
1 認知がなくては
2 裁判所の一歩後退
3 二歩後退
4 当然発生主義の入城
第9章 藁のうえからの貰い子
1 民法が認めた「無効行為の転換」
2 偽られた出生届
3 養子縁組届への転換
4 転換が許されないとしても
5 伝統の動揺
第10章 仮装の養子
1 学区制養子
2 芸妓養子
3 仮親縁組
4 妾養子
5 その他の仮装縁組
第11章 養親子の不和
1 離縁原因としての破綻
2 破綻生起の諸相
3 最高裁のある事件
4 有責当事者からの離縁請求
第12章 子の引渡請求
1 監護教育権の妨害排除
2 あまりにも形式主義的な裁判
3 子の自由意思
4 引渡請求権の濫用
5 戦後
第13章 親権の剥奪
1 親権の濫用
2 「著しい不行跡」と常磐御前事件
3 裁判所の新しい不行跡観
4 過去の不行跡
第14章 親が子を養う理由
1 親権か親子の血縁か
2 親権説の裁判例
3 親子血縁説の第一声
4 親子血縁説の定着
5 両説の得失
第15章 扶養と愛情
1 義務をこえた扶養
2 兄と妹の争い
3 二審判決とその系譜
4 最高裁の判断(情の深い者が損をしてはならぬ)