書籍詳細:こころの教育十四章

こころの教育十四章

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  • 伊藤 隆二
  • 紙の書籍
定価:税込 1,815円(本体価格 1,650円)
在庫なし
発刊年月
1992.06
旧ISBN
4-535-58024-3
ISBN
978-4-535-58024-4
判型
四六判
ページ数
264ページ
Cコード
C3011
ジャンル

内容紹介

モノは豊かになったのに、こころは貧しくなったと感じている人は多い。私たちはまちがった道を歩んできてしまったのだろうか。こころの教育とは愛の教育にほかならないとする著者が、愛を育てる道をやさしく説く。

目次

第1章 こころの豊かさとは
 ものは多くなったが
 こころがすたれていくのは
 ものがふえればこころは貧しくなる
第2章 こころが育つ条件
 子どもは創造する
 「よい生活」が基本会合
 「こころの教育」の課題
 教師のコーリングとは
第3章 こころの発達について
 上昇指向の発達観への疑問
 わたくしの回帰性発達観
 宇宙のリズムに随縁する
第4章 胎教をめぐって
 いま、なぜ胎教か
 まちがった胎教が横行
 妊婦に「絶対安心」を
第5章 こころの教育の第一歩
 教育は誕生とともに
 愛の芽が育つ
 人格と人格の出会い
 内面形成の出発
 無為にして化す
第6章 三歳までは神のうち
 いのちのままに
 共に同行する
 ものの世界の不安
 神に仕える事
 魂をはぐくむ
第7章 幼な子のごとくならずば
 模倣時代の子どもたち
 この国の教育のおぞましさ
 幼な子に学ぶ
第8章 「九歳の壁」を超えるとき
 セルフ・イメージの形成
 「先生」とは「陰徳の人」
 「常識」の教育を疑う
 どこにでもいる「先生」
第9章 学校とは何をするところか
 「学校」の過去と現在
 「できる」ことは尊いか
 権威主義的パーソナリティの形成
 まちがっていた「学校」教育
 人間として自立するところ
第10章 人間として自立する
 人情のない社会での自立
 人間らしい社会とは
 本来の教育をとりもどす
 社会的な徳の実践を
 だれもが地球人として
第11章 人間にとって成熟とは
 よく生きるとは
 疑われる成人の理性
 愛の教育が欠如したとき
第12章 美しい社会をつくる
 美しい社会を壊すもの
 内部から滅びる
 「全人」を見落とした教育
 人間にとって「善」とは
第13章 「生と死」を問う
 よく死ぬということ
 死すべきを憶えよ
 ゴール指向からロール指向へ
 死は生のはじまり
第14章 二千年の計
 不幸な人間観の発生
 元凶は利己主義と能力主義
 まちがった教育を正す
 「真理」に目覚めて