書籍詳細:子どもの心と問題行動

子どもの心と問題行動

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  • 阿部 和彦
  • 紙の書籍
定価:税込 1,870円(本体価格 1,700円)
在庫なし
発刊年月
1997.10
旧ISBN
4-535-56058-7
ISBN
978-4-535-56058-1
判型
四六判
ページ数
184ページ
Cコード
C47
ジャンル

内容紹介

幼少期の言葉の遅れや癖、落ち着きのなさ、思春期の対人恐怖などの多くは一過性である。豊富な疫学調査や最新の動物行動学・遺伝学研究をふまえ、親と子の無用な不安を解消し、治療者には指針を提供する。

目次

序 章 子どもの脳の発達
第1章 子どもの心の特徴
長期間保持される行動パターンの獲得
小学生時代を外国で過ごせば…
被暗示性とくせ
子どもから見た世界
まわりが大きく見える、小さく見える
心因性の視力低下、聴力低下
担任の先生への影響
第2章 幼児期・学童期のくせと問題行動
3歳児健康診査の所見と、くせや行動の持続
三歳以後の年齢での行動の推移
ことばの遅れについての追跡調査
第3章 思春期のなやみ
赤面恐怖、視線がこわい
不安症状
動物の恐怖反応
中学生とおとなの違い
自己臭恐怖と正視恐怖
第4章 中学生のうつ病
まわりの人々から見た変化
子ども自身が感じる変化
うつ病の経過
第5章 問題行動は将来どうなるのだろう
日常における生活行動・習慣・習癖
不安、心気症、反復性腹痛
不登校
恥ずかしがり、孤立的・非社交的傾向、場面緘黙
多動、落ち着きなし
反社会性、非行
精神障害
おわりに
第6章 子どものくせや行動の遺伝
睡眠中の行動
くせと体質
発達
人見知り、対人的不安
終 章 子どもの個性を尊重する
参考文献