書籍詳細:ソ連における子どもの権利

ソ連における子どもの権利

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  • 稲子 宣子
  • 紙の書籍
定価:税込 9,612円(本体価格 8,738円)
在庫なし
発刊年月
1991.11
旧ISBN
4-535-57984-9
ISBN
978-4-535-57984-2
判型
A5判
ページ数
480ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

養子、後見制度等、子どもに関するソ連法の発展を、「児童保護」から「子どもの権利」への国際的潮流の中で、日本法との比較も織り交ぜながら、丹念にあとづける。二十数年間のソ連家族法研究の成果を世に問う意欲作。

目次

第1章 ペレストロイカと子どもの権利
 1 はじめに
 2 ハルチェフの遺言
 3 週刊新聞『家族』は伝える
 4 孤児および親の監護のない子の養育にかんする政令
 5 政令と「事実」
 6 児童基金の設立
 7 児童基金の活動
 8 コーチェトフ事件
 9 家族タイプ児童ホームの建設をめざして
 10 おわりに
第2章 養子制度と子どもの権利
 1 はじめに
 2 養子制度の沿革
 3 養子縁組の要件
 4 養子縁組の手続き
 5 養子縁組の法的効果
 6 養子縁組の秘密の保護
 7 養子縁組の無効、取消および廃止
 8 日本の養子制度と対比して
 9 養子縁組のあっせんについて
第3章 後見制度と子どもの権利
 1 はじめに
 2 後見制度の沿革
 3 後見(保佐)の目的
 4 後見・保佐機関
 5 後見(保佐)の設定
 6 後見人(保佐人)の選任
 7 後見人(保佐人)の権利および義務
 8 後見人(保佐人)の活動にたいする援助および監督
 9 後見(保佐)の修了
 10 日本の後見制度と対比して
 11 後見制度の向かうべき方向
 12 後見制度と児童福祉
第4章 子どもの権利条約の批准と関連して
 1 はじめに
 2 「子どもの権利法」の制定にむかって
 3 現行家族法の問題点
 4 「子ども白書」の作成
 5 おわりに