雑誌詳細:法律時報  2000.2

2000.2 通巻 888号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
立法府改革の現状と課題
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
発刊年月
2000.01
雑誌コード
08027
判型
B5判

内容紹介

重要法案が次々と成立した145国会の推移にみられるように、今、国会の役割が新たな見直しを迫られている。憲法調査会の創設、副大臣政務次官制度導入などがはかられるなか、立法府の今後のあり方について検討する。

【法律時評】

定期借家制度導入法の問題点

 ─異常な立法過程とその狙い 原田純孝



特集=立法府改革の現状と課題

序論

 ─趣旨説明 北野弘久

現代における国会の役割 杉原泰雄

立法過程論と立法の復権 成嶋 隆

内閣機能の強化と国会 右崎正博

二院制における参議院の役割 只野雅人

選挙・政党と国会 森 英樹

国会の情報公開 晴山一穂



【論説等】

原子力損害に対する民事責任の履行に関する法政策学的分析・上

 ─米国原子力損害賠償法(PA法)改正に関する報告書を中心として 卯辰 昇

いわゆる司法改革問題とその展望 高窪利一

法曹三者の意見聴取と「論点整理」

 <司法制度改革審議会ウォッチング・2> 今関源成

■資料/司法制度改革に向けて

 ─論点整理(平成12年12月21日・司法制度改革審議会)

ドイツ世話法改正について・下 上山 泰

統合と分権のなかの主権問題

 ─最近のフランス憲法改正を素材として<国家と自由/憲法学の可能性・20> 辻村みよ子

予約とその確定性

 ●取引法研究会レポート 藤田寿夫

錯誤無効

 ─「取消への接近」とその限界●現代法律行為論研究36─第三部/無効をめぐる諸問題18 林 幸司

水俣病「社会科学的研究会」報告書への所見

 <続・市民法の目・10> 清水 誠



【B&Aレビュー】

井田 良「臓器移植法と死の概念」ほか

 ●刑事法学の動き 中山研一



【民事判例研究】

フランチャイズ契約締結準備段階における情報提供義務 木村義和



【労働判例研究】

改訂された退職給与規程の法的効力

 ─日本コンベンションサービス事件 中内 哲



【史料の窓】

ハンス・ケルゼンと戦犯裁判(2) 日暮吉延



新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム