雑誌詳細:法学セミナー  2001.3

2001.3 通巻 555号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
法的思考で判例学習(刑法編)
[特集2]
憲法学を問う
定価:税込 985円(本体価格 895円)
発刊年月
2001.02
雑誌コード
08069
判型
B5判

内容紹介

判例を素材として、検察の主張、被告人(弁護人)の主張、裁判官の判断を峻別しながら、解説。三当事者の主張から何を論点に判決が出されたのかを考えることができる「自分の頭で考える」判例特集。

特集1]

法的思考で判例学習(刑法編)



判例を素材として、検察の主張、被告人(弁護人)の主張、裁判官の判断を峻別しながら、解説。三当事者の主張から何を論点に判決が出されたのかを考えることができる「自分の頭で考える」判例特集。

当事者の立場に立って判例と取り組む実践的な刑法学習法。「憲法編」「民法編」に続く好評の連続特集第三弾!



はじめに●刑法判例を素材に、そして、自己の刑法理論の確立へ 高橋則夫

第三者の故意行為の介入と因果関係 武藤眞朗

誤想過剰防衛の成否 武藤眞朗

偶発事実と錯誤 只木誠

過失における予見の対象 只木誠

詐欺罪における処分(交付)行為 島岡まな

テレホンカードの有価証券性 島岡まな



[特集2]

憲法学を問う



国家の役割と自由 工藤達朗 vs. 市川正人

平和主義 常岡せつ子 vs. 浦部法穂

政党の位置づけ 上脇博之 vs. 棟居快行





[特別企画]民法に条文がない概念・制度(物権編)

物権的請求権 後藤巻則

物権の追及効 椿久美子

集合物 亀田浩一郎

(権利の客体としての)権利 中舎寛樹

合有・総有 前田泰

担保物権の附従性・随伴性・不可分性 織田博子

抵当権に基づく妨害排除請求権 神田英明

譲渡担保 三林宏

所有権留保 滝沢昌彦



[ロー・ジャーナル]

平成事件捕物帖●[最終回]「社会あるところに…」 今井秀智

これからの日本と国際人権法●

  (21)日本軍性奴隷を裁く「女性国際戦犯法廷」昭和天皇に有罪判決 戸塚悦朗

司法改革を追う●(14)「中間報告」後の審議会動向など



[ロー・クラス]

21世紀・人間復興の法律学●(10)セクシュアル・ハラスメントと個人の責任 丸田隆

法と人文科学●(20)偶感ふたつ、みっつ 奥平康弘

基本に学ぶ憲法●(9)裁判官の独立(2) 植野妙実子

ハイ、こちらコンプライアンス推進室です!●[最終回]もう1度「コンプライアンス」を考える 野村修也

等身大の裁判●(7)犯罪と刑事司法 佐藤鉄男

最新判例演習室●憲法/倉田原志 民法/渡辺達徳 刑法/松宮孝明 商法/鳥山恭一 民事訴訟法/八田卓也 刑事訴訟法/岡田悦典

なにわ塾司法書士奮闘記●[最終回]司法書士はどこへ行く 北田玲一郎



[ロー・フォーラム]

裁判と争点/立法の話題/最新立法インフォメーション/法曹フォーラム/メディア・フォーラム



[ライブラリー]

新刊ガイド/司法修習生/弁護士事件ファイル/判事補メモ/THE 検察官 LIFE/司法書士の生活と意見/研究する女/裁判所に行こう(49)裁判ウォッチング市民の会

2000年度総目次



インタビュー・ロー・ジャーナル

木元茂夫さん――境分万純

朝鮮半島有事が遠のいたいま、日本の有事法制研究は根本的に転換すべき