雑誌詳細:法律時報  2002.8

2002.8 通巻 921号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
ジェンダーと家族―法制度の現状と問題点
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
発刊年月
2002.07
雑誌コード
08027
判型
B5判

内容紹介

現在の家族法ないし家族をめぐる法制度について、ジェンダーの視座から、現状を分析し、問題点を析出した上で、家族をめぐる法制度改革の方向性を検討する。

【法律時評】

 防衛庁による情報公開請求者リスト作成問題 鈴木秀美

特集=ジェンダーと家族―法制度の現状と問題点

【座談会】

 ジェンダーの視座から家族法を考える 二宮周平・赤石千衣子・浅倉むつ子・丸山 茂

【論考】

 家族の個人主義化と法理論

    ―家族法理論の再検討 二宮周平

 パートナー関係法の展開

    ―フランスの連帯民事契約が示唆するもの 林 瑞枝

 嫡出推定・認知制度と子の保護 本山 敦

 ジェンダーフリーの年金制度と税制に向けて 袖井孝子

 子育て・介護の社会化とジェンダー 古橋エツ子

 家族紛争におけるジェンダーバイアス 市毛由美子



小特集=法曹養成と基礎法学

 法曹養成教育と法の基礎科学 広渡清吾

 生活の法・紛争の法・統制の法─法制史学から 北野かほる

 法科大学院における比較法・外国法教育 滝沢 正

 法解釈と正義論─法哲学の視角から 長谷川晃

 法科大学院における「法社会学」講義案 樫村志郎



【論説等】

 アメリカ憲法学におけるある主題と変奏

  ―「ニューディール再考」とその後〈国家と自由/憲法学の可能性46〉 阪口正二郎



【B&Aレビュー】

 山崎俊恵「少年法における適正手続についての一考察

  ―弁護士付添人の援助を受ける権利を中心として」●刑事法学の動き 前野育三

 山口厚=井田良=佐伯仁志著『理論刑法学の最前線』 松原芳博



【修復的司法の動向】

 ジョン・ブレイスウェイト「恥と刑事司法」 RJ研究会/鴨志田康弘



【メディア判例研究】

 名誉毀損訴訟における損害賠償高額化と表現の自由

  ─清原選手名誉毀損訴訟控訴審 右崎正博



【民事判例研究】

 数量超過売買における売主の代金増額請求の可否 田中康博



【労働判例研究】

 経営環境の変化と事情変更の原則・帰休制の実施─池貝事件 沼田雅之



【史料の窓】

 パネー号事件の日米解決交渉 佐藤元英





新法令解説

文献月報・判例評釈

メモランダム