雑誌詳細:Causa(カウサ)

 通巻 3号

  • 紙の書籍
奇数月19日発売
[特集1]
あなたが裁判員に選ばれる!
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
在庫なし
発刊年月
2002.10
雑誌コード
08070
判型
B5判
ページ数
172ページ

内容紹介

戦前、日本では陪審制度が実施されたことをご存じですか。その陪審法は停止されたままです。そして いま、「裁判員制度」という新しい市民参加の裁判制度の検討がはじまり、数年後に実施されます。その時の裁判手続は? 裁判員の数は? 選ばれた人は何を準備するのか?本当の市民参加実現のための、情報を集めました。

巻頭インタビュー

河野義行氏に聞く(長野県公安委員・松本サリン事件報道被害者)



司法改革到達度マップ 第3回



あなたも裁判員 第3回

今回は目撃者と被告人の証人尋問です 文/久保内 統画/藤山成二



特集

あなたが裁判員に選ばれる!―――国民参加の裁判がはじまる



司法改革は、非常に重要な政治改革なのです

 民主制を本当に支えるactive demosを生むために

 三谷太一郎×聞き手/四宮 啓



座談会

最高の市民参加のシステムをつくるためには

 森野俊彦×西村 健×上口達夫×家本真実×丸田 隆



「司法参加」が第一歩

 フィクションに見る市民の司法参加  越智敏夫



“国民性”のどこが問題なのか

 国民の司法関与の心理学  黒沢 香



「裁判員制度」と国民の実質的「司法参加」

もう陪審員の可能性はないのか  丸田 隆



裁判員制度あれこれ

最近の刑事裁判を傍聴して  桑原千代



裁判員制度は違憲か

刑事裁判への国民参加と憲法的視点  森谷和馬



How much裁判員?

 M&M

 裁判員制度と法科大学院のカリキュラムについて  西村 健



特別インタビュー

佐藤幸治氏に聞く(司法制度改革推進本部顧問会議座長)

 法科大学院そして顧問会議に求められているもの



特別企画

裁判が変わる 日本が変わる



 司法改革・東京ミーティングPART2

主催者の挨拶 本林 徹

オープニングメッセージ 筑紫哲也

パネルディスカッション

 田原総一朗×大宅映子×阿部一正×笹森 清×吉岡初子×保岡興治

 江田五月×久保井一匡×須網隆夫

クロージングメッセージ 伊礼勇吉



連載

渡る世間のリーガルライフ 第3回

サラ金事情、ガッチリ貸しまショウ!! 中村元弥



実況中継・情報公開 第3回

検討会の録音テープの公開を求めて訴訟へ

 情報公開クリアリングハウス



ドキュメント裁判 第3回

カネミ油症(下) 問い直される国の責任 北 健一



海外の司法 第3回

カリフォルニア大学バークレー校

ロースクールのリーガルクリニック 本田正幸



歴史のなかの司法 第3回

大津事件と児島惟謙

「司法権の独立」の確保とその代償 川嶋四郎



ひまわりの地平に/弁護士という生き方 第3回

 旅芸人をめざして   どこで開業するかより、どう生きるか 芝垣美男



司法なぜなぜ辞典 第3回

本当に機能回復? 労働司法 飯室勝彦



司法書士の未来 第3回

相談窓口の拡充 司法機関へのアクセスの改善   ホームロイヤーをめざす司法書士 永田高志



裁判ウォッチング

第3回 『市民に親しみやすい裁判』を求めて ─広島の活動より 竹本氏郎



エッセンス知的財産権 第3回

ドメイン名の登録と不正使用 赤尾太郎



「司法改革国民会議」で検討会をチェック 第3回

 顧問会議のアピールをめぐって議論 飯室勝彦



検討会(司法制度改革推進本部)の議論を検証 第3回

「顧問会議」のチェック 宮澤節生

「労働検討会」のチェック 鵜飼良昭

「国際化検討会」のチェック 須網隆夫

「司法アクセス検討会」のチェック 川嶋四郎・佐藤鉄男

「ADR検討会」のチェック 佐藤鉄男・川嶋四郎

「仲裁検討会」のチェック 佐藤鉄男・川嶋四郎

「行政訴訟検討会」のチェック 斎藤 浩

「裁判員制度・刑事検討会」のチェック 丸田 隆

「公的弁護制度検討会」のチェック 後藤 昭

「法曹養成検討会」のチェック 宮澤節生

「法曹制度検討会」のチェック 馬場健一

「法科大学院協会設立準備会」のチェック 山野目章夫



投稿 読者の欄

「自己完結型」人事評価制度で足りるのか 浅見宣義



法科大学院論議の七つの忘れ物 藤原淳一郎



Causaブックレビュー

『グローバル社会の法律家論』

『女性弁護士物語』



司法改革インフォメーション



編集後記