雑誌詳細:法学セミナー  2006.11

2006.11 通巻 623号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
裁判員制度――制度設計の現段階
定価:税込 1,026円(本体価格 933円)
在庫なし
発刊年月
2006.10
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
140ページ

内容紹介

裁判員制度の具体的姿はいまだ明らかになっていない。最高裁判所・最高検察庁・日弁連の担当者に現在進行形で推移する法曹三者の議論状況を聞く。そのうえで市民が法曹三者の構想をどう感じ・考えるのかを、学者を交えて徹底的に議論する。

[▼立志]
定刻主義の効用 中山研一

[▼法科大学院探訪]
名古屋大学法科大学院 ――合格を得た現実空間の共有
中舎寛樹教授・千葉恵美子教授・星出光俊さん(合格者)に聞く

[ロー・ジャーナル]
トンネルじん肺訴訟判決の意義 松本克美
アメリカの拷問をめぐる昨今の情勢
――国連審査とグアンタナモ収容所判決 新津久美子

[特集]
裁判員制度
制度設計の現段階識

裁判員制度座談会――法曹三者の構想
伊藤雅人(最高裁判所)+小島吉晴(最高検察庁)+岡慎一(弁護士)
1 裁判員制度にふさわしい新たな刑事裁判のイメージ
2 模擬裁判の実施、みつかった課題
3 公判前整理手続
4 証拠開示の拡充
5 連日的開廷・集中審理実現のための整備、弁護体制の強化
6 証拠調べの在り方
7 わかりにくさの解消
8 裁判員と裁判官の役割分担、対等な議論の実現、市民感覚の反映
9 最後に

裁判員制度座談会――制度設計に市民の観点をどう活かすか
石原悟+敷田みほ+木谷明+四宮啓
1 裁判員制度への関わり方
2 裁判員制度の理解
3 記録の映像保存
4 裁判員裁判の対象
5 自白調書と心証形成
6 接見・保釈の確保
7 公判前段階での裁判官と裁判員
8 上訴の問題
9 守秘義務の範囲
10 評議の進行

[ロー・クラス]
法科大学院考(28)第1回新司法試験合格発表速報
――合格者データと教員によるコメント 編集部
社会保険庁職員事件 地裁判決をどう理解するか
――表現の自由論に絞った検討佐々木弘通
クローン・生殖技術と研究対象者の保護
――人の胚と生殖細胞を巡る保護法益とは何か
栗原千絵子・ぬで島次郎・光石忠敬
環太平洋立法紀行 小林秀之

開発法学への招待(2)
「法と開発」(Law and Development)の理論と実践 松尾弘
判例にみる憲法実体論(20)
憲法上の権利としての生存権の保障 井上典之
民法総則講義〔第2部 本論〕(42) 第11章 時効(1) 河上正二
クロススタディー物権法(20) 法定地上権 田高寛貴
セカンドステージ債権法(11) 消費貸借・利息野澤正充
家族法の歩き方(20) 放棄せよ、さもなくば滅びよ 本山敦
刑法総論で考える(20)
未完成犯罪(未遂・予備・陰謀)
――その1:総説及び未遂犯1 伊東研祐
クロスワード会社法(2) 黄金株 弥永真生
疑問解消刑事訴訟法(11) 公訴事実と訴因 水谷規男

[最新判例演習室]
憲法■
公立学校教員の職務専念義務と精神活動の自由 井上禎男
――東京地判2006・7・26
行政法■
「仮の義務付け」の要件(行訴法37条の5第1項)判断のあり方 田村達久
――東京地決2006・1・25
民法■
集合動産譲渡担保設定者による目的動産の売買 丸山絵美子
――最一小判平18・7・20
刑法■
内縁の配偶者に対する刑法244条1項(親族相盗例)の適用を否定した事例 松宮孝明
――最二小決平18・8・30
商法■
取締役会決議による新株予約権の発行と株主の発行差止請求 鳥山恭一
――東京地決2006・6・30
民事訴訟法■
民事裁判権 和田吉弘  ――最二小判平18・7・21
刑事訴訟法■
交通業過事件における過失の認定 徳永光
――東京高判2006・3・14
労働法■
転籍元たる親会社の労組法上の使用者性 本久洋一
――東京地判平17・12・7

[ライブラリー]
書評■『保釈をめざす弁護――勾留からの解放』 庭山英雄
新刊ガイド

[ロー・フォーラム]
人権を問う――人権救済活動の最前線から(8)
捜査当局によって濫用される捜索・差押
――オウム真理教(現:アーレフ)人権救済申立事件 日弁連人権擁護委員会

裁判と争点
立法の話題
最新立法インフォメーション
司法改革ウォッチング
 ――第1回新司法試験の合格発表を終えて 亀井尚也

[JPLS]Research] 法曹人口拡大の是非 法曹編 白木達也
法科大学院生レポート
司法修習生
弁護士事件ファイル
司法書士の生活と意見
判事補メモ
研究する女

※ロー・クラスの「法曹 匠の世界」は都合により休載いたします。