雑誌詳細:こころの科学  (2004年 5月号)

(2004年 5月号) 通巻 115号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
精神科受診 
岡崎祐士=編
定価:税込 1,257円(本体価格 1,143円)
在庫なし
発刊年月
2004.04
旧ISBN
4-535-14015-4
ISBN
978-4-535-14015-8
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
126ページ

内容紹介

近年、精神科受診者数は急増している。患者の単純な増加か、受診する割合が増えただけなのか?いずれにせよ精神科受診の風景には、精神科の「敷居」や精神疾患の「軽症化」といった、わが国の「こころの状況」の断面が反映している。

●巻頭に――ストレスの怖さ 岡崎祐士



特別企画

精神科受診 岡崎祐士=編



精神科の敷居は低くなったか

―精神科受診と「治療文化」の変容 江口重幸

早期受診の効用

―うつ病と自殺の関連 島 悟・佐藤恵美・廣田靖子

身体疾患と精神科受診 加藤雅志・保坂 隆

ネットワーク時代の精神科医療 田村 毅

精神科病院の風景 花輪昭太郎

精神科クリニックの風景 功刀 弘

治療の中断 福田正人・赤田卓志朗・岡崎祐士

精神科受診の期間と費用 松原三郎

精神科受診を勧める際の難しさ 野坂達志

精神科受診を家族が考えるとき 中村光子・中井和代

精神科受診を本人が考えるとき 取材・文 塚田真紀子

受診しない精神疾患患者 春日武彦

精神科セカンドオピニオン 長尾圭造・界外啓行



●論説

リストカットをどうみるか? 林 直樹



●連載

カウンセリング原論(9)カウンセリングとは問うことである 菅野泰蔵

鑑定医の事件簿(10)犯罪を繰り返す人たち

―性格異常とモラルインサニティ 風祭 元

スクリーン精神医学(13)死別反応―『心の羽根』 高橋祥友

日常性の心理療法(3)囲い込まれた本来性の夢と虚構 大山泰宏

子どものための小さな援助論(8)発達障害への援助を考える・3 鈴木啓嗣



●ほんとの対話

村瀬嘉代子著『統合的心理療法の考え方』 山上敏子

斎藤 環著『ひきこもり文化論』 妙木浩之

田裕巳著『相性が悪い!』 岡村真由美

●こころの現場から

質 問――(高等学校) 夏木 智

嗚呼ボランティア――(食の風景) 吉長三恵子



伝言板