雑誌詳細:こころの科学  (2005年 7月号)

(2005年 7月号) 通巻 122号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
家族のこころ 
滝川一廣=編
定価:税込 1,257円(本体価格 1,143円)
在庫なし
発刊年月
2005.06
旧ISBN
4-535-14022-7
ISBN
978-4-535-14022-6
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
130ページ

内容紹介

カウンセリングや心理療法に対する社会の関心は高い。だが、クライエントは臨床心理学者の「推測と解釈」に満足してはいない。心理療法は、ユーザーがその実証的効果を評価する時代に入ったのかもしれない。

●巻頭に――安心感と安全感―マニフェスト再論  岡崎祐士



特別企画

家族のこころ  滝川一廣=編

1 家族の営みを考える

人はなぜ家族を営むのか  小浜逸郎

家族の日常を作るための方程式  吉川 悟

父親の営みにおける父親の役回り  清水將之

母親の視点から  村瀬嘉代子

思春期と超越―器としての家族の役割  岩宮恵子

心地よくつきまとう家族―ペットの視点から  松岡素子



2 出会いと別離

恋愛・結婚・離婚の心理学  水田一郎

出産という出会  鈴木廣子

「親の死」を生きるということ  赤田圭亮

家族にとっての「子どもの死」  杉本健郎

ウィングフィールド家の場合

  ―自立の物語として読む『ガラスの動物園』  山登敬之



●論説

福澤諭吉と精神医療 山内慶太

ハラスメント―その基本理念と実践的分類 影山任佐



●追悼

河合洋君、一寸急ぎ過ぎたかな 清水將之



●連載

カウンセリング原論(16・終)解決についての考察 菅野泰蔵

人格障害という「現象」(6)

治療者の側で抱く恋愛感情―恋愛についての問題(2) 林 直樹

うつ病の真実(3)進化生物学からみたうつ病の意味(2) 野村総一郎

初心者のための心理療法入門(3)心理療法の基本 村上伸治

タイムマシン心理療法(2)ロングヘアのユウコ 黒沢幸子

日常性の心理療法(10)

トラウマとしての身体―「私」と身体(2) 大山泰宏



●ほんとの対話

中田行重・串崎真志著『地域実践心理学』 神田橋條治

ロジャーズ著『カウンセリングと心理療法』 小林孝雄

ウォルシュ&ローゼン著『自傷行為』 高橋祥友



伝言板