雑誌詳細:こころの科学  (2008年 5月号)

(2008年 5月号) 通巻 139号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
数字で知るこころの問題――何人いるの? どのくらい治るの?
宮岡 等=編
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
在庫なし
発刊年月
2008.04
ISBN
978-4-535-14039-4
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
164ページ

内容紹介

こころの病気をかかえている人は何人ぐらいいるのだろうか。またどのぐらい治るのだろうか。数字を通して、こころの問題がわかる。

巻頭に──自由と責任 宮岡 等



特別企画 数字で知るこころの問題

──何人いるの? どのくらい治るの? 宮岡 等=編



1 メンタルヘルスに関係する問題

不登校・家庭内暴力・非行 笠原麻里

ドメスティック・バイオレンス 加茂登志子

自殺 大塚耕太郎・酒井明夫・岩戸清香

いわゆるギャンブル 依存 佐藤 拓

職域の適応障害 廣 尚典

増加する更年期障害の意味すること 中山和彦

不眠 田ヶ谷浩邦

もの忘れと認知症 磯野 浩

精神疾患が関係する犯罪

―精神医療と司法のクロストークに向けて 松本俊彦・今村扶美



2 こころの病気とその周辺

小児期の発達障害 井上勝夫

子どものうつ病 小倉正義・田中裕子・本城秀次

おとなのうつ病 大嶋明彦・服部 卓・福田正人

アルコール依存 松下幸生・尾崎米厚・樋口 進

境界性パーソナリティ障害 林 直樹

統合失調症 片桐直之・水野雅文



3 数字をどうとらえるか

数字を正しく理解するために 吉村公雄

こころの問題と数字―社会でいかに役立てるか 竹島 正・立森久照



論説

治安悪化」の真実とその対策―犯罪を「正しく」おそれる方法 浜井浩一



連載

英国児童精神医学如是我聞(3)子どもに問い、働きかける 森 享子

心理療法で何がおこっているのか(2)きく(1)「聴く」 桑原知子

学び方の違う子どもたち(13・終)ADHDグループをはじめました 畠垣智恵

臨床を支える言葉(7)陽に向かう希望 遠藤裕乃

児童精神医学フロントライン(6)強迫性障害を科学する 根來秀樹

都市型臨床の時代(11)スポーツ心理学の可能性 井原 裕



ほんとの対話

シュナイダー『新版 臨床精神病理学』 松本雅彦

杉山登志郎『発達障害の子どもたち』 山登敬之

ヴァレンスタイン『精神疾患は脳の病気か?』 加藤忠史

酒井明夫『逸脱の精神史 濱田秀伯



こころの現場から

「ともに過ごす」ということ──(小学校) 大垣智紀



伝言板