雑誌詳細:法律時報  2007.11

2007.11 通巻 989号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
刑事訴訟法の課題
定価:税込 1,676円(本体価格 1,524円)
在庫なし
発刊年月
2007.10
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
184ページ

内容紹介

60年を迎える刑事訴訟法のこれまで改革の課題を改めて確認し、この課題を果たすためにどのような実践的・理論的営為が積み重ねられてきたか、そしてその営為の現時点における成果はどのように評価できるのかを明らかする。

【法律時評】
偽装請負に対する法的規制の貧困 浜村彰

■特集=刑事訴訟法の課題
刑事手続きにおける特殊な「日本的基層」とその変革の課題──本特集の趣旨 高田昭正
《座談会》
刑事訴訟法の現在と課題──事実認定の過程と主体論
大出良知+四宮啓+豊崎七絵+中川孝博+森下弘+高田昭正(司会)
《論 考》
裁判員制度の課題 川崎英明
捜査の課題 梅田豊
被疑者取調べの課題 渕野貴生
接見交通の現状と課題 小早川義則
刑事弁護の課題 上田信太郎
検察・刑事訴追の課題 新屋達之
刑事公判手続の課題 田淵浩二
裁判員裁判と上訴・再審制度の課題 水谷規男

【特別企画】
住基ネット憲法訴訟の今日的課題 その2
住基ネットと個人情報保護 平松毅
住基ネット関連判例の総合的研究 右崎正博
住基ネット訴訟における原告住民の主張 渡辺千古
《座談会》   アジア国際法学会の設立と今後の展望
大沼保昭(司会)、小和田恆+原壽+吾郷眞一+鈴木五十三+高柴優貴子

【論説】
《連載(18)》代理の研究――法律行為研究会
代理行為の瑕疵から見た代理制度 後藤巻則

《連載(6)》21世紀の社会保障法研究に問われるもの──権利論の再構築の観点から
障がいのある人の生きる権利と法 矢嶋里絵
ADRとメノナイト
――アジア・アフリカにおける多元的法体制の新しい展開 石田慎一郎

【B&Aレビュー】
友添太郎「ビラの配布と住居侵入罪」●刑事法学の動き 中山研一
石塚章夫「管理・監督過失論学説史
──その不真正不作為犯構成をめぐって」●刑事法学の動き 米田泰邦

【特別刑法判例研究】
刃物不法携帯罪における携帯行為の一体性と違法性阻却 三上正隆

【最高裁新判例紹介】
刑事事件
――平成19年3月19日第一小法廷決定(道路交通法違反被告事件)
平成19年3月20日第一小法廷決定(建造物損壊、公務執行妨害被告事件)
平成19年4月9日第三小法廷決定(業務上過失傷害、道路交通法違反被告事件)

【史料の窓】
皇太子裕仁親王の婚約問題(続) 黒沢文貴

新法令解説
文献月報・判例評釈
メモランダム